【書籍】 発達障害に気づかない大人たち_星野仁彦

cha_chan

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 発達障害に気づかない大人たち
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こちらの書籍は、今まであまり知られてこなかった大人の発達障害について、基本的な症状や事例、併発する合併症、発症原因やメカニズムなどが書かれています。発達障害には実はとても広範な症状や特徴があり、また症状が複合的に現れる、程度に差がある、合併症を伴うなど、とても複雑であるようです。

本書にはその複雑で広範な症状をもつ発達障害を、その特徴ごとに誰にでも分かりやすく説明されていると思います。表紙の帯にある「ADHD・アスペルガー症候群・学習障害……全部まとめてこれ一冊でわかる!」という言葉通り、私も発達障害の基本的な理解が深まりました。

また発達障害の発症原因は、一次的には脳機能の発達の偏り(遺伝や妊娠、出産時の異常)が原因であり、生活環境や性格は関係ないそうです。この原因だけ見ると、発達障害が発症するのはどうしようもないように思えます。しかし子供の時に下記の二次的な原因によって症状が悪化したり、合併症を引き起こすことがあるようです。

〇親のネグレクト、虐待
親のネグレクトや虐待により、脳が委縮することがMRIの検査で分かったそうです。一次的な脳機能の要因がなくても、自閉症を発症するようです。

〇睡眠覚醒リズムの乱れ
ライフスタイルや生活リズムの変化により、大人の睡眠時間が短くなっています。当然子供へも影響し、子供の睡眠時間も短くなります。発達障害の子供は睡眠効率が悪いため、余計に症状が悪化してしまいます。

〇長時間のテレビゲームやネット
長時間のテレビゲームやネットは睡眠障害を招くだけでなく、脳機能を低下させるそうです。

〇食習慣
当たり前に使われている食品添加物が一部の子供に多動症候群を引き起こし、中枢神経系の発達を阻害し、行動異常を悪化させると指摘されているようです。

上記は現代社会問題となっており、ひと昔前と比べ発達障害が増加している原因の1つだと思います。上記の二次的原因は、親が注意しさえすれば多くの場合予防することができると思いました。

この書籍を読んで、発達障害の特徴で自分にも当てはまることがありました。子供の頃は何も問題なかったけど、社会に出てから人間関係や仕事などで生きづらさを感じている方がいたら、ぜひ本書を読んでみてください。もしかしたらその原因は大人の発達障害なのかもしれません。

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