認知症の義祖母と接して思ったこと

cha_chan

公開:

4 なるほど
565 VIEW
8 コメント

私の義祖母は5年前に起こした交通事故をきっかけに、認知症を発症しました。義祖母の記憶は認知症を発症したときから途切れてしまっているため、今では成長して大きくなった孫のことが分からなくなってしまいました。とても複雑な気持ちです。

認知症とは

認知症とは、色々な原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなり色々な障害が起こって生活上支障が出ることです。

義祖母は事故の際に頭を打っていたので、医師からも認知症を発症する可能性を告げられていました。また足を怪我したことで動きが制限され、耳がよく聞こえないため人との会話を避けてしまったこともあり、刺激の少ない生活を送ることで認知症が進んでしまいました。

認知症の60%がアルツハイマー型だそうです。下記の特徴的な症状から義祖母はアルツハイマー型に当てはまっています。

・認知機能障害(もの忘れ等)
・もの盗られ妄想
・徘徊
・とりつくろい など

アルツハイマー型認知症を完治する方法は見つかっていないようですが、症状を改善したり遅らせる薬は存在するため、早期発見・早期治療が重要だそうです

認知症の人にやってはいけないこと

認知症の人には大きな声で怒鳴ったり、否定することは認知症の症状を進めてしまうと、介護士である友人から聞きました。認知症の人は失敗したり、夢と現実がごちゃごちゃになっているような訳の分からない話もたくさんします。でも決して否定しないでください。認めてあげてください。

介護者が親であった場合、しっかりして欲しいという気持ちで叱ってしまいがちですが、これは強い不安を与えることになり症状を重くしてしまいます。

義祖母は事故後また1人暮らしをしていましたが、以前と同じように動くことができませんでした。そのときは怪我は治っているから動かなければ筋力が落ちて余計動けなくなってしまうから、と義母はしきりに言っていました。義祖母としては気持ちはあっても体がついていかず、お互い口論になっていたこともあったようです。

そんな生活が4年続く間に義祖母の認知症が進んでしまいました。義祖母はすごく穏やかな性格でしたが、人が変わったようにきつい性格になってしまいました。その間、義母もストレスにより病気になってしまいました。もしかしたら、すぐに第三者のサポートをお願いしていれば結果は違ったのかもしれません。

義祖母は昨年の秋から介護施設のショートステイを利用するようになりました。施設での様子は認知症になる前の穏やかな義祖母に戻っていました。施設では色々な方とのコミュニケーションができ、どんなことでも褒めてもらえます。物忘れの症状は変わりませんが、明らかに性格がガラっと変わりました。

認知症の人の介護をどうするか

最近、離れて一人で暮らしている祖母と電話で話をしていると、以前よりも物忘れが進んでいるように感じます。両親と近い将来、介護の必要が出てくるだろうと話をしています。

母は祖母を施設に入れず自分で看なければと考えているようです。日本では世間的に認知症の両親を施設に入れることを親不孝だという風潮があるような気がします。

しかし超高齢化社会、長寿大国となった現代においては、いつ終わるかも分からない介護を1人でするのは時間的にも精神的にも難しくなってきていると感じます。義母と義祖母の関係を見ると、行政や介護施設などの第三者に頼ることも必要だと思います。

そのうち両親も高齢となり、同じように認知症を発症して介護が必要になるかもしれません。祖母や義祖母の介護に関わり両親を助けることで、将来両親に介護が必要になったときのことを考えるきっかけにしたいと思います。

また、アルツハイマー型の認知症は遺伝するとも言われています。亡くなった祖父はアルツハイマーと診断されていました。認知症は食生活や運動、睡眠などで予防できるようです。自分自身の生活習慣を見直し認知症の予防をしていきたいと思います。

 認知症予防のための5つの対策と3つの治療法 | いしゃまち
www.ishamachi.com  

最終更新:

コメント(8

あなたもコメントしてみませんか?

すでにアカウントをお持ちの方はログイン

  • P

    pamapama

    わたしも認知症の祖母と同居していましたが、介護するもののストレスは大変なものです。寝たきりでも大変。体が元気で徘徊などをしてしまうのも大変。特に老々介護となってしまった場合「どんな支援を受けられるか」を始め、ちょっとした情報さえ知らないまま毎日苦しんでいる方も多いので、ぜひわかりやすい情報提供の仕方を考えていきたいと思います。

    • C

      cha_chan

      私も実家暮らしをしていた当時、59歳で半身不随になった祖父を20年以上、母親がほぼ1人で介護していました。自分の子供よりも祖父優先で本当に苦労したようです。
      今回認知症の記事を書く中で、認知症の要介護者を認知症の介護者が介護するという「認認介護」という言葉も知りました。大体8%の夫婦が認認介護との記事もあり、そう珍しい話ではないことに驚きました。
      自分も介護者も要介護者も豊かな生活を送れるよう、情報提供の仕方について考えてみたいと思います。

    • B

      baikinman

      我が家のご近所にも、一人暮らしをする高齢者が沢山いらっしゃいます。
      たった一人で家族とのコミュニケーションがないと認知症が進んでしまい、さらに気づく人もいない状況を考えると、近所付き合いの大切さを感じましたt。

      • C

        cha_chan

        私の義祖母は人里離れた山奥に住んでおり、お隣さんの家までかなり距離があるため、あまりご近所さんとのコミュニケーションはありませんでした。ご近所さんがいて、毎日コミュニケーションを取れる環境であれば少し違ったかもしれません。私の家のご近所にも1人暮らしの認知症に近い高齢者がいらっしゃるので、なるべくコミュニケーションを取っていきたいと思います。

      • A

        akaheru

        近年、介護疲れが原因による事件を多く聞くようになりました。
        誰にも相談できず一人で抱え込んで、というケースが多いようです。

        家族だけでなんとかしないと、となり過ぎずに周りのサポートも仰いで行く必要があると思いますし、そういった環境を整えていくことも大切だと思います。

        • C

          cha_chan

          コメントありがとうございます。

          akaheruさんの、1人で抱え込まず、周りのサポートを仰いで行ける環境を整えていく必要があるという意見は本当にその通りだと思いました。

          介護疲れが原因による事件というと、10年ほど前に焼却炉で老夫婦が心中した事件が頭をよぎります。
          この心中事件をモチーフに「よろこびのうた」という漫画が発刊されました。老老介護を通して見えてくるさまざまな社会問題が描かれているようです。以前テレビか何かの記事で漫画の紹介がされていましたが、まだ読んでいないため、一度読んでみたいと思っています。

        • J

          jina

          介護がスタートすると、みな自分で何とかしなきゃと、介護退職をされる方も多いと思いますが、介護が終わった後、再就職は難しく退職前の年収を維持は難しいとされています。

          介護がスタートした段階で一人で背負わず、行政や専門家に相談しながら、可能な限りサポートをうけつつ、今ある生活と介護の両立が必要です。

          人を助け、助け合う力、受助力もこれからの時代、ライフスキルとして必須なスキルだと言えるのではないでしょうか。

          今後起きうる介護生活プランをあらかじめ家族会議で決めておくことも必須です。

          • C

            cha_chan

            コメントありがとうございます。

            >人を助け、助け合う力、受助力もこれからの時代、ライフスキルとして必須なスキルだと言えるのではないでしょうか。

            助けを借りるのも、力でありスキルであるという考え方は頭にありませんでした。
            受助力を養うために、人を助け、助け合うことはもとより、介護に対する様々な制度やサポートについても、もっと勉強しなくてはと思いました。
            幸い妻が介護に関心をもっているため、度々今後のことついて話し合う機会があります。介護生活プラン設計の話をしてみようと思います。