【シリーズ・この人に聞く!第44回】振付師のユニークさを俳優業にも活かす パパイヤ鈴木さん

kodonara

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――画面でパパイヤさんを拝見すると、そのエネルギーを感じますもん。俳優さんは演じるまでの見えない部分で苦労がありますね。最後に子供の習い事に迷う読者の方へメッセージをお願い致します。

先生に気をつけなきゃいけない。習い事を通じて、自分の可能性をどんどん出せるような教え方をする先生に巡り合えるかどうか。絵を教えるときに、うまい絵を教える必要なんかまったくない。イイ絵を描ける子になってほしいし、イイ歌が歌える子になってほしいし、イイ男の子、イイ女の子、イイ子供になってほしい。「良い子」ではなく「イイ」子。ダンスでもそうですが、上手なダンスには全く興味なくて、イイダンスに興味がある。ある時、うちの下の子が変な絵を描いてきた。緑のがばーっとあって、下に白いのがチョンと草むらみたいな。大根だというんです。上から見たらしくて。上からみると葉っぱがいっぱいあって、チョロンと下に白い物体。そういえば大根ってそうだね。みんな大根っていえば、横に白いのがあって……で、うちの子だけ上から見てた。その絵に僕と嫁さんで大喜びして「やった!でたよ、天才かもしれないよー」って(笑)。
その絵に託されたものを、親がちゃんとわかるかどうか。わからせる絵を描かせてあげられるかどうかは、指導者の責任。ダンスもそう。ダンスもこうやってやりなさいって教えた段階に、それ以上できなくなっちゃうものだから。

――ご自身のお子さんに対する思いとも通じますが、子どもが自分なりに考えて生み出せる視点とか、社会に出た時に負けない競争力をもつのが必要だと?

大事なのは大人が習い事を通じて子どもと話をする、この子をこういうふうに導いていこうとすること。子どもは皆天才、いろんな可能性を持っている。だからこそ優劣をつけなきゃいけない。小さい頃から挫折感をあじあわせなきゃ。大人になって挫折感あじわうから立ち直れなくなっちゃう。ゆとり教育なんてとんでもない話。子どもの時から一番、二番、三番ってつけてあげないと頑張れない。そういう考え方を僕は支持します。皆平均的になんて冗談じゃない。自分の子が劣等感を感じたとすると、それを乗り越える瞬間が大人になる瞬間。それを乗り越えさせないで、いいよ、だいじょうぶ、今そんな必要ないっていうのが一番よくない。うちの子を自然児にしたいっていうのは、つまりそういうことなんです。

編集後記

――ありがとうございました!パパイヤ鈴木さんは同世代。私も6歳まで東久留米市で幼児期を過ごしていたので、子ども時代のお話しを伺ううちにあの頃の風景を思い出しました。子どもをのびのび育てたい、と語るパパイヤさん。野放しにするわけでなく躾をきちんとされ、ぶれない方針をお持ちなのは素晴らしい。何よりも30キロ近くウエイトダウンされ、俳優としてもいい味をだされている今。ご自身の健康管理をしっかりできることも、家族をまとめて率いる力につながっているのかもしれません。これからも振付師をはじめ俳優として、ダンサーとしてさらにいい味をだして活躍されることをお祈りしております!※拙著「赤ちゃん絵本ノート」でも、パパイヤ鈴木さんのユニークな子育てについて掲載されています。

取材・文/マザール あべみちこ

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