宮城県名取市閖上では、現在も40人が行方不明になっている。本格的なかさ上げ工事が始まる前に、行方不明者の捜索をお願いしたいと、家族が行方不明になっている5人が宮城県庁を訪ね嘆願した。
名取市閖上の不明者家族、県に捜索を求める「嘆願書」(宮城14/04/22)
YouTube
ニュースの字幕と、表情と語られた言葉に胸が詰まる。
いろいろ県と話し合いながら、
行方不明者捜索の
予算を
お願いしていきたいと思います。
息子を亡くした。探せる限り探した。しかし、どうしても見つからない。
町では本格的なかさ上げ工事が始まろうとしている。
そんな中、息子の父親として何ができるだろうか。
なんとか探してほしい。工事を推進する部門のカウンターとして、
捜索のための専門の対策室をつくってほしい。
ニュース映像の中で竹澤さんは声を詰まらせていた。
「お願いしていきたいと」
お願いするしかない父としての気持ちを、抑え込むような言葉。
NHKのニュースウェブは伝える。
これに対し県危機対策課の石森建二危機管理監は、「どのような対応ができるか復旧工事に影響がないような範囲で考えている。県としては要望についてなかなか難しい所もあるが、工事の中で一定の捜索活動に協力したい」と答えました。また石森管理監は、行方不明者捜索の対策室設置については「人手不足の中、難しい」と答えました。
ニュースにたくさんの人たちが反応する。南三陸でのビーチ再生、こどもたちの夢の実現のサポート、東北各地での遺体捜索をずっとやってきた勝又三成さんは言う。
宮城県には行方不明者が現在1280名以上。
復興事業が進む中
遺族の気持ちを見て見ぬふりは絶対におかしい。
僕の仲間も家が流され 亡くなった友もいる僕らの地元。
潜水捜索で協力したいけど
港の工事で透明度とっても悪いんだろうな。
宮城県沿岸部広域を活動場所として、物資搬送やガレキ処理、生活・事業再建支援を行う「復興支援プロジェクトSTEP」はFBで言い切る。
4/23 閖上側溝捜索
宮城県から「要請には対応は難しい」と言われましたが、私たちは捜します。
春を迎えた東北の海に、遺骨が見つかることを待っている人たちがいる。
最終更新: