フロントの監視カメラにおびえる清掃員 【素敵なラブホ事情24】

naoki1014

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 数年前、僕はラブホテルと呼ばれるレジャー施設で清掃のバイトをしていました。ラブホの職場環境は「面白いと思えば面白い、特殊と思えば特殊、普通と思えば普通」という何とも不思議な感覚があります。このシリーズ?では謎の多いラブホテルの舞台裏に少しずつ迫っていきたいと思います(脇汗)。

ラブホテルと言えば監視カメラ?

ラブホテルは客室内をカメラで盗撮しているのではないか?という疑惑をかけられます。しかし、そんなことはありません!防犯対策の為にホテルの出入り口と駐車場には監視カメラが設置されていますが、お客様のプライバシーを侵害するような撮影行為は一切ないことが通例です。

防犯カメラの映像はフロントルームで管理されており、フロントのスタッフはモニターを確認しながら清掃員に指示を出したりするのです。

休憩室はカメラで監視されて休めない!

むしろ監視されているのは清掃員です。通称『リネン室』と呼ばれる倉庫には布団カバーやシーツが置かれ、代えのバスタオルやバスローブ、歯ブラシやシャンプーなど、客室用の備品が大量に保管されています。

そして同時にスタッフの休憩室にもなっており、冬はストーブ、夏は扇風機で体を癒すリラクゼーションルームとして使用されているのです。しかし!このリネン室にも高解像度のWEBカメラが設置されており、昼夜問わずフロントのお姉さんにバッチリ監視されているのです。そうなると羽を伸ばしてゆっくり休むこともできず、清掃員は監視カメラの死角を探りながらリネン室をさまよいます。

カメラの死角を突いて休む清掃員

冬ともなれば山奥にあるラブホテルの気温は氷点下を下回ります。リネン室にあるストーブで暖まるために清掃員は様々な工夫をこらしながら冬をしのぐのです。カメラの死角となる場所をあらかじめフロントのモニターで確認し、カメラの真下や室内の奥に椅子を置いて暖をとります。

ただし、椅子は2つしかないので3人以上人がいる場合は誰かが犠牲者になります。自分の場合、椅子が足りないときは洗濯機の影に隠れて設置台にもたれかかるようにして座り込みました。ホテルが空室だらけで時間があるときは、そこで本を読んだりカップスープを飲んだりして思い思いの時間を過ごしたのです。。。

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