アートギャラリーに入って地獄の勧誘を受ける 【人生の黒歴史】

naoki1014

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基本的に世の中はタダより怖いものはない?とも言われますね。僕の場合、個人的な趣味でアートギャラリーというか、いわゆる画廊に入ることがたまにあります。好きなアーティストさんの絵画が好きなだけ無料で見られるので気分転換にもなるし、1人の世界に入れるのが好きなんです。

画廊にもいろんなスタイルの店がある

とは言ってもギャラリーは絵画を展示して販売する場所なので、販売員の人の営業を受けることも多いです。人がいっぱいで混み合ってる画廊はいい感じで芸術鑑賞に熱中できるのですが、ほとんど人がいない場所ではいかにも金の無さそうな自分にも猛烈なセールスを受けることがあります。

販売員「どうですか?この絵、素晴らしいとは思いませんか?」
僕「はい、そうですね・・・(絵の素晴らしさなんてわかんね~)」

という感じで話しかけられても絵の知識なんて全くないので困る一方なんです。販売員もだいたいは金持ちそうな紳士とか、おそらく常連客のような人に話しかけていると思います。それが客がいないと巡り巡ってボロボロのスニーカーにTシャツ、ジーンズ姿の自分に回ってくるのです。

販売員「気に入られた絵はございますか?」
僕「えーと、どの絵もいいんですけど、やっぱり高いですね・・・」

有名な画家の作品になると1枚数十万円は当たり前!物によると1枚100万円を超える絵も少なくありません。そんなの全然買える訳ないし、仮に買えるお金があって買っても有効な活用法が分かりません・・・。

販売員A「お値段的には70万円となっていますが、お客様には50万円でお売りできます!」
僕「ご、ご、50万円~~???(高い物が安くなっても安い気しな~~いww)」
販売員B「キャー!すごーい!」

若手の綺麗な女性販売員が2人で寄ってたかって左右から揺さぶりをかけられたときもあります。

僕「たぶん、50万円で買ったら借金で死んじゃいます!」
販売員A「えー!死んじゃうんですか?」
販売員B「でも・・・死んじゃったらこちらとしても困ります・・・」

という感じで販売員を引かせるような発言で終了したこともありました。

「夕方、また来ま~す」が思わぬ展開に!

渋谷のセンター街をうろついていたとき、アートギャラリーのチケットを配るお兄さんに遭遇したことがあります。何気なく受け取ったチケットだったものの、「すぐ来てください!入ってくださ~い!」と熱烈アピールが凄いのです。

僕「今は時間ないんで、夕方また来ま~す」
お兄さん「ホントですね!?顔覚えましたよ!」

その場はそれでスルーしたんですが、夕方くらいになって時間があったので「ちょっくら見に行ってくるか?」という軽いノリでチケットを貰ったギャラリーを覗きに行きました。

僕「昼間にチケット貰ったんですけど、また来ました」
お兄さん「おぉっ!本当に来てくれたんですねー、こちらへどうぞ!」

スルスルと画廊内に案内さると、20代と思われる綺麗な販売員のお姉さんから絵の紹介を受けました。

販売員「この絵の芸術性の価値、ご理解いただけますか」
僕「いやー、さっぱり・・・」

いくら熱心に説明を受けても、さっぱりさっぱり!芸術の価値なんて分かるはずがありません!

僕「すいません・・・ちょっとアメ舐めてもいいですか?」
販売員「駄目ですっ!」

すげ~怖いんです!

販売員「分割になりますと、月々2万円のお支払いで3年契約で・・・」
僕「あぅ・・・?」

いかん!この人・・・ろくに話もしてないのに既に金の計算に入ってる!

僕「この財布を見てください!すっからかんなんですよ~」

1人の世界に入って金の計算に入るお姉さんを必死に食い止めました。財布にわずかに入ってる小銭を見せて金無いアピールをしてみました。金無い!金無い!金無いんですよ~~!と。。。

僕「つまり、この絵に芸術的な価値があっても自分自身に何の価値もないんです!」
販売員「わかりました・・・」

こちらの商品価値を丁寧に説明してようやくわかってもらいました。仕事熱心で必死な人もなかにはいます。知らずの内にその流れに乗って悪夢を見てしまいました。絵をじっくり見せてくれるアートギャラリーがほとんどですけど、稀に剛速球を投げてくる販売員さんもいるようです。

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