山田大記・・・世界レベルで必要になる攻守の力 【サッカー日本代表候補・選手名鑑】

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2014年、ブラジルW杯大会出場を決めたサッカー日本代表。本大会までの1年間、新たな戦術のオプションとして新戦力を試す機会が訪れたのではないでしょうか?ザッケローニ体制になってから3年間。日本代表に招集されても実戦で使われない選手。長らく代表候補と叫ばれながら召集すらされない選手もいます。ファンやサポーターの目線から、A代表で起用して欲しい選手をピックアップしたいと思います!

【山田 大記】やまだ・ひろき

生年月日:1988年12月27日(24歳)
出身地:静岡県浜松市
身長 体重:173cm 66kg

在籍チーム:ジュビロ磐田
ポジション:MF
背番号:10
利き足:右

ドリブルでもパスでも崩せるゲームメーカー

山田大記 【総合力53点】

山田大記 【総合力53点】

山田大記はジュビロ磐田への入団1年目から背番号10を背負い、クラブ史上最年少でゲームキャプテンを任された逸材です。ドリブルでもパスでも崩せるアタッキング能力を持ち、1度ボールを持てばそのキープ力は凄まじく、シザーズフェイントと切り返しを駆使してDFのタイミングを外し、一瞬のスピードの緩急でDFを次々と抜き去る破壊力は圧巻です。DFに当たられても倒れないフィジカルの強さは、国際舞台で真価を見せてくれるでしょう。

ドリブルが圧倒的に強いのでDFを1人で何人も引きつけることができ、DFが山田に集中することでディフェンスの裏にスペースが生まれます。中央からはディフェンスラインを切り裂くスルーパスを出し、サイドからは右足のピンポイントクロスでアシストを量産します。山田はサイドからも中央からもドリブルで崩せるので、ザックジャパンではトップ下でも両サイドでも機能する可能性を秘めます。

多彩なシュートテクニックは世界に通じるか?

山田大記のもう1つの武器は精度の高いシュートです。ペナルティエリア外20m圏内を射程距離とし、地をはうようなグランダーのミドルシュート、ゴールネットを突き刺すような豪快なミドルシュートを使い分ける技術を持ちます。

シュートテクニックは多彩で、GKの手前でふわりと浮かすループシュートや、DF2~3人の頭上を超える15m級のロングループシュートを決める高い技術とアイデアを持ちます。ペナルティボックス内の混戦状態でもフィジカルの強さを生かし、DFに潰されても体をぶつけながらシュートを押し込む泥臭さを持ち合わせます。

日本には走れて守れるアタッカーが必要

日本代表が強豪国と対戦した場合、力の差に大きな開きがあることはコンフェデ杯で実証されました。個の力で勝てなければ組織的なディフェンスを組み、前線から激しいプレスをかけてボールを奪いにいくしかありません。山田は豊富な運動量とスピードで前線からボールを追い回し、ゴール前でDFからボールを奪い取ってシュートに持ち込める泥臭い選手です。

組織的なディフェンスを敷いて前線からハイプレスをかけるには、FWとMFが連動してゾーンディフェンスの形を作らなければなりません。現代表で90分間プレスをかけ続けられるのは岡崎くらいのもので、前線で汗をかける選手は多くはありません。レギュラー組の本田や香川は積極的に守備をするタイプではなく、山田のように体を張った守備のできるアタッカーが求められているのです。

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