2014年、ブラジルW杯大会出場を決めたサッカー日本代表。本大会までの1年間、新たな戦術のオプションとして新戦力を試す機会が訪れたのではないでしょうか?ザッケローニ体制になってから3年間。日本代表に招集されても実戦で使われない選手。長らく代表候補と叫ばれながら召集すらされない選手もいます。ファンやサポーターの目線から、A代表で起用して欲しい選手をピックアップしたいと思います!
13得点で城彰二の新人最多得点記録を更新
2009年に横浜Fマリノスに入団した渡辺千真は、34試合13得点を記録して新人王に輝き、城彰二の持つ新人最多得点記録を15年ぶりに塗り替えました。2012年にFC東京に移籍した渡辺は今年再ブレイクし、14試合9得点を挙げて得点王争いを演じています。
現代表で点を取れるFWは岡崎くらいのもので、レギュラー組の本田、香川、前田は国際試合での得点力不足を露呈しています。渡辺千真はJリーグで最も勢いのあるFWの1人として、日本代表に新風を吹き込める存在として注目されています。
優れたシュート技術と圧倒的なパワー
渡辺千真の第一の武器は多彩なシュート技術にあります。「シュートには自信がある」という本人の言葉通り、シュート精度の高さとテクニックは図抜けています。バイタルエリアでボールを持てば危険な存在で、半径20m圏内をシュートレンジにし、右足一閃の強烈なミドルシュートをネットに突き刺します。
ペナルティボックス内では無類の強さを発揮し、DFを背負いながら反転して即シュート!クロスボールに対する空中戦は滅法強く、ファーサイドでDFと競り合いながら叩き込む打点の高いヘッド、接触を怖がらずにニアサイドに飛び込むダイビングヘッドのパワーは圧巻です。GKと1対1も落ち着き払い、ループシュート、股抜きシュートなど豊富なアイデアとテクニックでゴールを量産します。
パワー、スピード、技術、全てを備える万能型
強靭なボディコンタクト、爆発的なスピード、シュート技術、全てを備えた万能型FWです。スピード溢れるドリブル突破からシュートに持ち込むプレーも得意とし、ディフェンスラインの裏でボール受ける動き出しも巧く、個人でも組織でもゴールを取ることができるプレーヤーです。
現代表の前田遼一の特徴がポストプレー、ハーフナー・マイクの特徴が空中戦にあるとしたら、渡辺千真のプレーの特徴はゴールに直結する動き出しの速さにあると思います。ボールを持てばとにかくゴール、先ずゴールを見て第一にシュートを選択します。シュートができなければパスかドリブル、そしてまたシュートコースに入って行く。この動きをしつこく繰り返すことでゴールを生み出す、真のストライカーです。
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