2014年、ブラジルW杯大会出場を決めたサッカー日本代表。本大会までの1年間、新たな戦術のオプションとして新戦力を試す機会が訪れたのではないでしょうか?ザッケローニ体制になってから3年間。日本代表に招集されても実戦で使われない選手。長らく代表候補と叫ばれながら召集すらされない選手もいます。ファンやサポーターの目線から、A代表で起用して欲しい選手をピックアップしたいと思います!
【大久保 嘉人】おおくぼ・よしと
生年月日:1982年6月9日(31歳)
出身地:福岡県京都郡苅田町
身長 体重:170cm 73kg
在籍チーム:川崎フロンターレ
ポジション:FW・MF
背番号:13
利き足:右
闘志を前面に押し出すプレーヤーが必要
現在、Jリーグ14試合10得点で単独の得点王を走る大久保嘉人。南アフリカW杯以来、日本代表から遠ざかる日々が続いています。しかし、ここにきて代表への待望論が囁かれています。大久保の長所は第一に戦える選手だということ。攻撃ではスピードとフィジカルの強さを生かしたドリブルで強引に切り込み、守備では激しいチェックでDFにプレッシャーを与えます。
A代表で気持ちの強さを前に出す選手は岡崎、本田、長友くらいのものです。闘志を前面に押し出す大久保は日本に新たなメンタリティをもたらすでしょう。ブラジルのネイマールやアルゼンチンのメッシなど、強豪国のエースを激しいタックルで削る大久保の姿が想像できますね。
シュート意識の高さが得点に繋がる
大久保の長所の1つはシュート意識の高さ。日本はパスワークを主体にゲームを組み立てますが、いたずらにパスを回してチャンスでシュートを打たない選手が多すぎます。大久保は「ゴールが見えたら打て!」と言うほどシュートに対する積極性が高さが売りです。
ゴール前でシュートを打たなければ何も起こりませんが、シュートを打てばDFやGKに弾かれてもこぼれ球を押し込むチャンスは生まれるし、決まらなくてもシュートを警戒したDFがラインを押し上げるため、DFの背後に攻撃のスペースが生まれます。
2列目のサイドアタッカーとしては最適か?
ザックジャパンでは2列目のサイドアタッカーが適任です。スピードに乗ったドリブルで縦を崩すこともできるし、両足のクロスボールも平均以上の精度を持ちます。サイドから中央にカットインしてからのミドルシュートも武器。2列目の左MF、香川真司と比べてもサイドアタックの巧さ、オフ・ザ・ボールの動き、守備意識の高さと運動量では勝っています。
日本はコンフェデ杯で3連敗を喫し、強豪国を相手に個の力で勝負することに限界が見えました。チーム全体の運動量を上げて高い位置でボールを奪い、ショートカウンターを徹底することが勝利への近道だと思います。攻守の切り替えが速い大久保は、その役割に打ってつけの存在ではないでしょうか。
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