「なぜ僕はハーゲンダッツのアイスが好きなのか。」
突然ですが、幼いころの僕は、子供のくせに「アイスクリームと言えばハーゲンダッツ!それ以外は認めない!」というクソ生意気な子供でした!どうやら当時から、ハーゲンダッツが格別に美味しいと感じていたらしく、それ以外のアイスにはあまり興味を示さなかったみたいです。子供らしくありませんね!中学生、高校生と年齢を重ねてもそれは変わらず、アイスを買う時はハーゲンダッツばかりだったと思います。こう述べると、なんともゼータクなガキんちょですが、それなりにやりくりもしており、例えば高校時代の昼休みには、ハーゲンダッツを買うために昼食の量を減らしたり、部活が休みの日には昼食を抜きにしたりし、そのお金でハーゲンダッツを買うこともありました。変な奴ですね!
しかし、ここで疑問がわきます。「なぜ僕はハーゲンダッツのアイスが好きなのか。」
高級感があり、素材が良いだろうことはわかりますが、それだけでは納得できません。そんな時、僕はある違いに気付いてしまいました。
えっ、どれも「アイスクリーム」じゃないの!?
中でも一番注目したいのが、パッケージの裏面の「種類別」という点!ハーゲンダッツには「アイスクリーム」と書いてあります。しかし、それ以外のものを見れば、例えばスーパーカップは「ラクトアイス」だったり、雪見だいふくは「アイスミルク」だったり、バラバラです。
んん?つまり、ハーゲンダッツは「アイスクリーム」だけど、スーパーカップや雪見だいふくは「アイスクリーム」じゃないってこと?それまで、コンビニやスーパーの冷凍庫に詰められているお菓子は全部「アイスクリーム」って呼ぶのが当たり前でした。でも、どうやら違うみたいです。
パッケージ裏の「乳固形分」と「乳脂肪分」を見てみよう!
「乳固形分」とは、牛乳に含まれている水分以外の成分のことです。例えば牛乳由来であるチーズなんかは、水分が低いと想像できますよね。そういった場合、この乳固形分の数値が高かったりします。もうひとつ、「乳脂肪分」とは、その乳固形分の中に含まれる脂肪分の割合です。この数値が高ければ、それだけコクが深くなると言えばイメージがわくでしょうか。摂りすぎると太るイメージのある脂肪ですが、乳製品の美味しさを引き立てるのもこの乳脂肪分だったりします。
つまり、アイスはここの数値によって分類のされ方が変わってくるのです!
アイスには4種類ある
例えば!最初に例に挙げているハーゲンダッツ!これはごく一部の例外を除き、ほとんどのハーゲンダッツ商品が「アイスクリーム」と表記されています。
この「アイスクリーム」の条件は、乳固形分が15%以上、乳脂肪分が8%以上であることになります。定義上、それだけ濃厚でコク深いことがイメージして頂けるでしょうか。その他については以下のとおり。ひと口にアイスと言っても、そのタイプは4種類。色々あるのです。種類
条件代表的な商品
アイスクリーム
乳固形分15%以上乳脂肪分8%以上
ハーゲンダッツ、MOW、ピノ
アイスミルク乳固形分10%以上
乳脂肪分3%以上(乳脂肪に植物性脂肪を足すこともあり)
雪見だいふく
ラクトアイス乳固形分3%以上
―(乳脂肪の代わりに植物性脂肪を使うこともあり)
スーパーカップ、爽、パナップ
氷菓―
―ガリガリくん、アイスの実
見ての通り、「アイスクリーム」は乳固形分、乳脂肪分が高く、アイスミルク、ラクトアイスとその数値は低くなっていきます。僕の場合、ミルク感が強く、コク深いものが好みだったため、必然的にハーゲンダッツを好んでいたのかも知れません。この謎が解けた今となっては、ハーゲンダッツ以外のアイスクリームも大好きです!ただ、そのぶん値段が高いものも多いので、購入する際は財布と相談しつつ注意して買っています。
一方、「ラクトアイス」はさっぱり系をイメージすれば良いでしょうか。乳脂肪が少ないため、人によってはラクトアイスの方が食べやすいかと思いますし、値段も安定しています。ただ、注意したいのは、乳脂肪が少ないからといって、太りにくいというものではないようです。だいたいのラクトアイスには、乳脂肪分の代わりに植物性脂肪分というものが含まれているので、脂肪分を気にされるのであれば注意したいところです。あとは大ざっぱになりますが、「アイスミルク」は、アイスクリームとラクトアイスの中間。「氷菓」は、シャーベットなど、ミルク感を感じないものというイメージで良いと思います。
アイスは面白い!
昔を懐かしみながら色々と書いてみました。今もハーゲンダッツは好きですが、それ以外の「アイスクリーム」や「氷菓」も大好きです。商品によってはラクトアイスやアイスミルクだって食べるようになりました。それこそ以前は「乳固形分、乳脂肪分は高ければ高いほど良い!」と思っていました。ただ、最近はそれだと胃が重たくなってしまいます。年でしょうか・・・。
よかったらぜひ、日ごろ買うアイスのパッケージに注目してみてください。なかなか面白いですよ!
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