【島あるある その14】噂の広まるスピードが速い。

「どこへ行っても顔見知り。」そんな島も珍しくないようで・・・。

　島へ移住した島民の方々にお話を伺うと、かなりの確率でこの言葉が返ってきます。「だいたいのカルチャーショックは覚悟してたけど、噂だけはどうしようもないね～（笑）」とのこと。小さなコミュニティゆえでしょうか、島ではひとりひとりが有名人なようです。　異性と仲良くしようものなら、すぐに「付きあってる」と噂されたり。さらに色々と尾ひれがつき、挙句の果てには「結婚するの！？」と聞かれたり・・・。

　誰かとすれ違えば挨拶を交わし、3人集まれば井戸端会議が始まる、・・・そんなよくある島のコミュニティ。噂話をするなという方が難しいかも知れませんね。　また、テキトーなノリで話していたことが、巡り巡って信憑性を増していることも。例えば「この島すごく気に入りました！」なんて言おうものなら、島民や常連客から「じゃあ住んじゃいなよ」なんてノリで言われ。そんな話題も島中を駆け巡れば、帰るころには「えっ、帰るの？」「（島へ）引っ越す準備をしに戻るだけだよね！」なんて話に。（なるかも）

　楽しむコツは良くも悪くも気にしないこと。噂をするときはもちろん、される側になったとしても、開き直って受け流すだけの器が必要かもしれません。噂話をするほど、人が好きなだけなんです。（きっと）

　余談ですが、筆者が沖縄のとある島に2ヶ月程度滞在していたとき、「アイツは3人の女の子のことが好きで、誰にしようか悩んでいる」という根も葉もない噂話をされたことがあります。最終的には好きでもない子に「ゴメンね～」とフラれる始末！さすがにそこまで惚れっぽくないですけど・・・。　島に滞在をするときは、噂話を楽しんでみては？