離島留学制度とは
「離島留学」というものをご存知でしょうか。自然、文化、人など、小規模の島だからこその恵まれた環境を活かし、主に島外の小・中学生に島での「学び」を提案したものです。 さて、先日(11月24~25日)参加したアイランダー2012では、にわかに「離島留学」が盛り上がりを見せているように感じました。こちらでも触れています。
そもそも離島留学制度は、山村留学制度に由来するもので、長期間に渡って親元を離れ、自然豊かな農山漁村で生活をすることに主眼を置いた取り組みでした。 発端は1968年に東京の小学校教師が、夏休みに子供たちを連れて行ったキャンプ。「都会での生活ばかりでなく」と、地方での非日常的な生活へ眼差しを向 けたものでした。当時としては画期的な取り組みだったようで、年を追うごとにニーズは拡大。そのニーズに順応していく中で、1年間以上の留学、里親制度、 寮の整備など、現在の離島留学制度の基盤が築かれていきました。 最近では各地方自治体や島が留学を募る側になりました。地域振興やPRの意図もあるのでしょうか、今となっては「訪れる側」より「招く側」が動くようになっています。
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