座間味島 - ダイビングにウォッチング!沖縄一のクジラ島(沖縄・慶良間諸島)

shima

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最大の魅力は、やはり海

 その名前の通り、座間味村の主要な役割を担う座間味島。よく見るとひらがなの「わ」のような形をしています。美しい海が最大の魅力であるこの島。観光地化によって新しい建物が立ち並ぶこともほとんどなく、島全体がどこか落ち着いてほっとする雰囲気をまとっている気がします。そのためか、沖縄県内でもUターン率が高く、県内トップクラスの人口増加率を見せているそう。新しいものが溢れる都会的な活気ではなく、人が集って賑わう昔ながらの活気に満ちた島なのです。 その魅力はなんでしょうか。やはり最大の魅力は海だと思われます。島は海遊びのメッカ的存在。島内はダイビングショップが10件近くあるほどで、慶良間諸島一帯には潜るポイントも多数あります。起伏に富んだ海底山脈を越えてクマノミやマンタに出会える伊釈加釈、太陽の光が青く輝く久場西洞窟、海底なのに真っ白な海底砂漠等々。数え上げればきりがありません。イメージとしてはアマミスズメダイやガーデンイールなど、大きな魚だけでなく小さめの熱帯魚も多くいる印象。目を凝らして泳いでみてください。

 しかししかし、夏場だけではなく冬も楽しめるのが座間味の海。特に12~4月にかけてはクジラのシーズン!沖縄でも数少ないホエールウォッチングが楽しめる島なのです。島を歩いてみるとクジラモニュメントがあり、クジラ公園と名のつく公園まで。クジラに対する想いは格別!? まずは海を心行くまで楽しんでみてください。海遊びに疲れたら、島でほっとひと息。そちらは以下で紹介します。

 また、こちらは阿嘉島の「シロの像」と同じくマリリンの像が建てられています。阿嘉島方面を見つめるマリリンと思いを重ねてなんとも切ない気分にも。詳しくは「阿嘉島」で。

座間味島の見どころ

ビーチで遊ぶ

古座間味ビーチ

シュノーケリングのメッカとして名高い座間味村ですが、そんな座間味村を代表するのがこの古座間味ビーチです。港から近いこともあり、人気は抜群。夏にはビーチパラソルの花が咲き乱れます。人が多いビーチですから、近づくだけでわくわくしてしまうはず!

海開きは4月。そのまま10月ごろまでの半年間、海水浴を楽しめます。

阿真ビーチ

港から見て古座間味ビーチの反対側。上述の『マリリンの像』を過ぎてしばらく進むと阿真ビーチが見えてきます。こちらはいわゆる隠れ家的なビーチ。ひと気の多いビーチが苦手な方はこちらをオススメいたします。すぐ手前に阿真の集落があり、近くには商店やキャンプ場もあるのが嬉しいところ。隠れ家的な場所ではありますが、集団で遊ぶにも向いているのではないでしょうか。

トウマの浜

集落から離れた座間味島の東端。「体力を持てあましている!」、「島を遊び尽くす!」、そんな気合の入った方には訪れてほしい場所と言えます。ある程度は車でも進めますが、そのあとは小径を抜ける必要があります。木々のトンネルの向こうに青く広がる海を見つけた時はぐっとくるものがあるはず!浜の周辺は特に何もなく、くだけて打ち上げられたサンゴがなんとも味わい深いもの。あるがままの海を楽しめます。

ユヒナの浜

島の北側にある浜。座間味島は全体的にごつごつした岩が目立つ印象ですが、ユヒナの浜も真ん中にはそこそこ大きな岩場が広がっています。そのため、浜自体は広いのですが、真ん中で分断された格好となっており、やや狭い印象を受けるかもしれません。こちらも人がとても多い浜ではありませんが、座間味島としては唯一星砂が採れる場所。ただ、それほどたくさん採れるわけでもないそうです。星砂を見つけたらラッキー!?

ニタの浜

険しい地形、そして美しい砂浜のコントラストが楽しいニタの浜。ウミガメが産卵するビーチとして島では有名です。

景色を楽しむ

稲崎展望台(バンタ)

冬場から春先にかけてホエールウォッチングが楽しめる座間味島。ここは別名「クジラ展望台」とも呼ばれ、タイミングが良ければここからクジラがわんさか見えるとか。木造の展望台があるだけの静かな場所ですが、ぼーっと過ごすにはうってつけかも知れませんね。

女瀬の崎(うなじのさき)、女瀬の崎展望台

島の北西にある崖および展望台です。車道から遊歩道を西側に歩いていくと、ちょこんとした展望台が見えてきます。そこから見えるのは果て無く伸びる水平線と光が鮮やかな夕陽。夕方は誘い合わせて訪れて見え下さい。夕陽を眺めることこそ贅沢な島時間の醍醐味です。

番所山

島の中心にあり、島内では2番目に高い144mの山。車道である程度進めるため登りやすく、見晴らしも抜群。かつては八重山諸島で言うところの「遠見台」としての役割も果たしており、異国船などが行き来した際はここからのろしを上げて沖縄本島に連絡したそうです。また、展望台も置かれているため、くつろぐことも可能。

高月山展望台

集落から近く、慶良間の島々を見渡せる展望台です。こちらも夕陽の名所。車なら10分、徒歩なら30分程度ですので、夕食の前後に気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

クジラ公園

港の隣にある公園。座間味島観光の象徴とも言えるクジラのモニュメントがあり、モニュメント周辺で遊ぶこともできます。モニュメントの作りもなかなに凝っており、クジラだけでなく、波や潮まで形になっています。島の子供たちはここで遊んで育つのでしょうね。余談ですが、島内には公園以外にも、クジラをかたどったものがいくつかあるようです。ぜひ探してみては!

マリリンの像

かつて映画化された『マリリンに会いたい』のヒロイン・マリリンの像です。犬らしい、胸を張った“おすわり”の状態で、シロのいる阿嘉島方面を見つめています。季節によって可愛らしい花飾りがかけられていることも。

施設を楽しむ

座間味青少年旅行村

旅人御用達のキャンパーズサイト。予約不要ながら、管理棟(売店)、炊事棟、トイレ、シャワー室、コテージ、テニスコート、プールが完備され、いきあたりばったりな旅人にとっても嬉しい限り!実際、観光シーズンが長く、それでいて気候も暖かい座間味村ですから、年間通じて様々なキャンパーが訪れるようです。

 座間味村役場
www.vill.zamami.okinawa.jp  

(公式HP)

慶良間海洋文化館

いわゆる民俗資料館の役目を担う施設。慶良間諸島の文化を中心に、沖縄の文化や歴史を紹介しています。特に慶良間諸島はクジラと縁が深いほか、カツオ漁業や交易船の歴史など、沖縄の中でも海にまつわる話題が多い島々。さらには戦争の歴史として魚雷や特攻艇の展示も見られます。幅広く慶良間の文化に触れることで、また新たな沖縄が見えてくるかも知れません。

歴史に触れる

平和の搭

米軍の爆撃および上陸により追い詰められた村民は、多くが自決という手段で自らを殺めました。村民だけで402名、日本兵らも併せると、その数は1200人近いと言われています。自決者を弔い、平和を祈って建てられたのがこの平和の搭なのです。

座間味島の情報あれこれ

【名 称】座間味島(ざまみじま)

【所在地】

 沖縄県島尻郡座間味村
maps.google.co.jp  

(地図)

【面 積】6.66㎢

【周 囲】

23.2km

遊 び

ダイビング、ホエールウォッチング、海水浴、シュノーケリング、シーカヤック、キャンプ、釣り

食べる

じゃがいも、ホウレンソウ、タマナー、デークニ、もずく、パパイヤ、海ぶどう、鰹節

お土産に

もずくスープ、Tシャツ、サーターアンダギー、真珠のアクセサリーなど

う た

座間味観光小唄 

座間味島へのアクセス

村営高速船を利用する

那覇港(泊港)~(50分)~座間味島~(10分)~阿嘉島~(50分)~那覇港那覇港(泊港)~(50分)~阿嘉島~(10分)~座間味島~(50分)~那覇港

村営フェリーを利用する

往復便

那覇港(泊港)~(1時間30分)~阿嘉島~(15分)~座間味島~(1時間30分)~那覇港

片道便

那覇港(泊港)~(1時間30分)~座間味島~(15分)~阿嘉島阿嘉島~(15分)~座間味島~(1時間30分)~那覇港(泊港)

座間味村(公式HP、時刻表)

那覇港(泊港)までは【空路】、【フェリー】、【バス】

 沖縄本島・周辺離島
potaru.com

(島プロフ一覧)

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