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朝の日課のネコの散歩をしながら見上げたら、富士山が何となく白かった。「初冠雪？」

そう、富士山に雪が積もったのです。

携帯写真だから、よく分からないかもしれないけど…。でも、確かに頂上付近がうっすらと白いでしょ。

静岡県伊豆の国市 狩野川の土手から撮影した初冠雪の富士山（2012年9月12日 7：42）

拡大するとこんな感じ。富士山の標高は3776メートル。100メートルごとに0.6℃気温が低下すると言われるから、下界より約23℃気温が低いということになります。ということは、写真を撮った時には山頂の気温は2℃前後ってことか…。

今回の雪はすぐに消えちゃうかもしれません。

ズームアップ（画像が不鮮明で申し訳ありません）

山頂直下やや左の白いエクボみたいなのは、前年の積雪が溶けずに残っている雪渓です。昨年はたしか雪が積もる前に見えなくなってしまったけど、今年は1年通して雪が消えないかもしれません。立山あたりで発見された氷河みたいに、ずっと消えずに残り続けたら「富士山にも氷河！」なんてことになるかも。

会社に出勤してネットを見ていたら、さすが富士山の地元、山梨日日新聞が「富士山が初冠雪　平年より１８日早く」(9/12 10:23)と伝えていました。記事によると、

気象台の職員よりちょっと早く、初冠雪を確認してしまった。ちょっとエッヘンな気分です。

気になるのが、富士山のもう一方の地元である静岡県。県下を代表する静岡新聞が初冠雪のニュースをネットで報じたのがいつかというと、12時40分のこと（http://www.at-s.com/news/detail/450475804.html）。日経やNHK、TBSなど全国紙やキー局のニュースよりも遅かった。こちらはちょっと残念。

参考に、気象庁のアメダス情報も載せておきましょう。

これから富士山は、10月には頂上付近だけ雪を被った“河童富士”（勝手につけた呼び名ですが…）、雪が溶けたり凍ったりを繰り返して銀色に輝く“ガラス富士”（同じく）の時期を経て、11月なかば頃からはカレンダーやポスターで見るような雪を頂いた姿に変身していきます。