朝、外に出ると富士山が真っ白。初冠雪？ 初冠雪にしては遅い感じも…、なんて思っていたらテレビのニュースが伝えました。気象庁が富士山の初冠雪を観測したと発表しましたと。10月16日の初冠雪は去年より3日早く、例年よりは16日遅いそうです。

初冠雪の時の富士山は、うっすらかすかに「あれ、なんか白っぽいけど雪かな」って年が多いような気がしますが、今年の初冠雪は見事に真っ白。宝永火口の上まで白いから6合目と7合目の中間くらいまで積もっているようです。

2012年9月12日

ちなみに一昨年の初冠雪はこんな感じでした。望遠鏡か何かで見なければ分からないくらい微妙です。
山頂から9合目あたりまでだけが白くなる、ちょっとコミカルなカッパ富士（勝手に付けた呼び方ですが）のこともありましたが、今年の初冠雪はあまりに見事。堂々たる冬の富士山です。

初冠雪は甲府地方気象台で観測するそうですが、富士のふもとの富士吉田では、市の職員が観察して発表する「初雪化粧」というのもあるそうです。

駅のホームから雪化粧した富士山の写真を撮っている人もいました。やっぱり撮りたくなりますよね。電車の車窓からの富士山もなかなかすてきでしたよ。

チャラッチャッチャッ…と「世界の車窓から」の音楽が聞こえてくる感じ。

富士山頂が雪に覆われている期間の平均は、年間275日なんだそうです。伊豆箱根鉄道の運転士さんは、こんな素敵な景色の中を走れていいですね。と言っても職務上、景色を眺めてなんていられないのかもしれませんが。

そろそろ終着駅に到着です。気象庁のアメダスによると富士山頂の午前7時の気温は、マイナス12.3度。富士山の雪化粧とともに、そろそろ里にも冬がやってきます。