はさみ岩
相川町の道路沿いの海側を見ると、崖の隙間に挟まる様に、大きな岩が引っかかっているのが見えます。不安定ではありますが、しっかり挟まっているため、落ちそうな様子は無く、不思議な景観を醸し出しています。これには伝説があります、佐渡には島一番の力持ちである佐渡弁慶と呼ばれる男がいました。弁慶が金北山へ修行へ行く際、鬼に呼び止められ、力比べを挑まれます。弁慶は近くにあった岩を力いっぱい投げ飛ばすと、鬼は驚いて島から逃げてしまいました。この時の岩がこのはさみ岩だとも言われています。
歴史を楽しむ
佐渡金山
400年の歴史を持つ佐渡金山。金の採掘が徳川幕府の財政を支えたほどで、歴史的にも重要な場所だったと言えます。坑道跡や金山展示資料館もあり、通年楽しめます。
佐渡奉行所
その金山の開山にともない、相川地区は江戸幕府が直轄する天領となりました。金山を管理するための奉行所が必要となり、建てられたのが佐渡奉行所。何度か消失してしまいましたが、復元を経て今に至ります。「佐渡金山遺跡」として国の史跡に指定されました
大佐渡のいろいろ
【地 域】 大佐渡(北部)
遊 び
ダイビング、海水浴、磯釣り、ウィンドサーフィン、登山、ツーリング
食べる
イカ、かき、えび、かに、寒ブリ、わかめ、その他海産物、おけさ柿、佐渡産こしひかり
郷土料理
イカそうめん、かきの土手焼き、番屋汁(魚の味噌汁)スケトの沖汁(スケソウダラと大根、ネギなどぶつ切りにして佐渡味噌で煮込んだもの)
変わりモノ
わかめもなか、ブリカツ丼、裂織り(タテ糸にシナを用い、木綿の古い布を咲いてヨコ糸に織り込んだ織製品)
お土産に
イカの一夜干し、イカの沖付もずく、海産物加工品、天領盃(日本酒)、無名異焼(鉱山出土を利用した焼物)、おけさ人形
マスコット
ブリカツくん
う た
佐渡おけさ、両津甚句、相川甚句、海府甚句、七浦甚句、相川音頭、小川音頭、佐渡の恋唄
島内のルール
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どんな地区
現代的な街並みと歴史に恵まれた様相とが共存する、島の中部・国仲地区です。国道沿いこそ栄えていますが、そこを少し離れると、まるでタイムスリップしたかのような感覚に陥ります。それもそのはずかつての佐渡は、流人が集まり、奉行も訪れ、商人も乗り込んだ歴史を持っています。異なる3つの立場から持ち込まれた文化が島で溶け合い、今日の佐渡を形成してきました。本土ではなかなか起こりえない現象です。そのため、風情ある見所が大多数。自然に恵まれた島の南北とはまた違う楽しみが待っています。 特に地区内にある寺の数々は必見。他地域の有名な寺を模して造られたものも多く、それらが集まる佐渡はまさに寺サミット。カメラのシャッターをついつい押しすぎてしまいそうです。
見どころ
海(湖)を楽しむ
加茂湖
両津港の近くにある、比較的大きな湖。周囲は17kmもあり、新潟県内では最大の大きさを誇っています。湖の背後には大佐渡地区の山地がそびえ、風光明媚な表情を見せてくれます。古くから歌が詠まれるなど、愛されてきました。今はかきの養殖などが盛んです。
佐和田海水浴場
若者からファミリー層にまで人気の砂浜が広がる海水浴場。雪の高浜と呼ばれる海岸にあり、遠浅です。海の青も加わって、ビーチパラソルやビーチバレーが良く似合います。佐渡の繁華街からも近く、訪れやすいことも魅力。また、トライアスロンの佐渡大会などもここで行われます。
景色を楽しむ
トキの森公園
佐渡の代名詞的存在でもあるトキ。そのトキに親しむなら、ここを訪れましょう。世界的にも貴重な存在であり、国内では佐渡付近に50羽程度しか存在しないことから、佐渡のトキはまさに情報発信源と言っても過言ではありません。トキ資料展示館では主にトキの生態や情報を、屋外のゲージでは飼育されているトキを見ることができます。
小倉千枚田
さながら日本の原風景。山のラインに沿って作られた千枚田を見ることができます。
歴史を楽しむ
佐渡歴史伝説館
佐渡の歴史は深く、複雑です。その分味わい深いものがありますが、突然訪れてもピンとこないもの。そんな歴史や伝説をわかりやすく展示し、解説してくれるのが佐渡歴史伝説刊です。「800年前の世界をリアルに体感」できる場所。まずはここを訪れましょう。
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