アイヌ語で「高い」「島」。その高さ国内2位
北海道の中でも北端に属する地域、宗谷地区。その西側に浮かぶ2つの離島のうち、高くそびえる利尻山がシンボルの島、利尻島です。 アイヌ語で「リイ・シリ」。リイは「高い」、シリは「島」を意味します。 標高の高い利尻山が目立つことから「リイ・イリ=高い島」と呼ばれてきたんですね。それもそのはず、国内の離島では第2位の高さにあたる標高1721m。なかなかの風格を誇ります。
その利尻山を一周するように道路が敷かれ、集落が点在します。山以外の道路は比較的平坦な道も多く、広々とした開放的な気分に包まれます。目的もなく、自転車を走らせているだけでも、癒やされそうなレベルです。 筆者にとっての真骨頂は、島で採取できる湧水を用いて、同じく名産・利尻昆布でとったダシを味わった時!軟水の湧水はだし昆布の味と風味を引き出すのに最適と言われています!!
そんな至極の贅沢が当たり前のように味わえる島。気持ちの良い風景を背にのんびり過ごしてみよう。
利尻島の見どころ
利尻富士 (場所)
国内離島ではNo.2、標高1,721mを誇る利尻山です。「利尻岳」「利尻富士」とも呼ばれますが、独立峰であるがゆえのその風格からか、「利尻富士」と呼ばれることが多いです。日本の百名山、花の百名山として名高く、火山ゆえの猛々しい地形と、そこに咲く可憐な花々のコントラストが登山家たちの憧れとなっています。島固有の草花が多数育っている貴重な植物の宝庫であり、多くの登山家に親しまれている山です。が、相手は雄大な自然でもあります。したがって、いくつか危険箇所もあり、天候が急変しやすいことでも有名なのです。一部のコースは通行止めにもなっているほど。万年雪も残るほどですから夏でも寒いです。※ 万全の準備、熟練者との同行、整備されたコースを歩く、無理をしないなど、徹底すれば安全に楽しめます。逆を言えば、以上を守らなければ危険ということです。
サイクリングコース
利尻富士を真ん中に見て、外周を円を描くようにサイクリングコースが敷かれています。ダイナミックな利尻富士と、広大な海を横目に見ながらサイクリングを楽しめます。利尻富士町内では、至る所でイラストを見かけますが、微妙に表情が違っていたりするのでぼんやり注目してみましょう(笑)。こちらは自転車さえ漕げるなら特に難しいことはなく、誰でも満喫できると思われます。※ 「利尻島一周ふれあいサイクリング大会」に関する記事です。【旅レポ】利尻島一周、サイクリング大会に参加する。
ふれあい保養センター (場所)
利尻町内にある温泉施設です。登山、サイクリング後の定番となっています。茶色く濁ったお湯が疲れを癒してくれるでしょう。炭酸水素を主成分に塩素、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄分など、利尻富士の火山が関連していそうな(?)成分が目白押し。利尻島の大自然の恵みの集大成をここで感じてください。
湧き水 (場所:甘露泉水、麗峰湧水)
山のふもとには綺麗な水が流れているものですが、利尻富士を擁する利尻島も例外ではありません。利尻富士に降り注いだ雨や雪解け水が、ゆっくりとろ過されて湧き出ているスポットがあるのです。中でも日本の名水百選に選ばれている甘露泉水は、硬度が14~15度。これは国内でも最も柔らかい類の軟水です。ミネラル豊富で「甘い」とさえ言われ、料理用や炊飯用に適しています。
北見神社 (場所)
利尻島の桜の見ごろは5月末。日本で最も遅い花見を楽しめます。
利尻島の情報あれこれ
【名 称】
利尻島(りしりとう)
【所在地】
(地図)
【面 積】182.15㎢
【周 囲】
65.1km
遊 び
登山、サイクリング、釣り、サーフィン、海藻おしば、キャンプ、パークゴルフ、スノーシューなど
食べる
うに、ほっけ、たら
郷土料理
うに丼、ほっけのちゃんちゃん焼き、利尻鍋
変わりモノ
昆布ソフトクリーム、うにの瓶詰、昆布醤油、ミルピス
お土産に
りっぷくん・りっぷちゃんグッズ、漁具フィギュアシリーズ
マスコット
りしりん(利尻町)、りっぷくん・りっぷちゃん(利尻富士町)
う た
、ニシン沖揚音頭、利尻富士音頭、利尻の女、ハマナスの詩集
島のルール
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利尻島へのアクセス
フェリーを利用する
稚内より
稚内港~(1時間50分)~利尻島・鴛泊港
礼文島より
礼文島・香深港~(40分)~利尻島・鴛泊港礼文島・香深港~(40分)~利尻島・沓形港※季節運航
稚内までは【空路】、【JR】、【バス】
(島プロフ一覧)
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