無人島を扱う・・・ 不動産屋さんがある。
広い世の中です。無人島が売られていても不思議ではありません。ところで、この日本に無人島はいくつあるかご存知でしょうか。何をもって無人島と呼ぶかはそれぞれですが、海上保安庁の定義する「無人島」に当てはまる島は国内に6,415島あると言われています。中には 「島って言うか、岩やん!」 と突っ込みたくなるものも多数・・・ですが。
そりゃあ、気候条件や地形など、環境面もろもろ、人が定住できる島の方が少ないってモンでしょう。しかし、中にはたまたま人々と縁が無かっただけで、「あれ?これ実は住めるんじゃ・・・」なーんて島があったりします。そんな無人島販売の仲介をしている会社も世の中にあるんですねぇ。本当に色々な角度からビジネスって成立するんだなぁ・・・と、変に感動してしまいました。 さて、そんな変わった役目を担っているのがアクアスタイルズという会社。ホームページを閲覧したところ、基本的には不動産と同じ感覚で島を買えるようである。気になるお値段は・・・というと安くて2000万円、高ければ5億円とかなりその額にムラがある。自然が如何に恵まれているか、国定公園法などの法律に縛られているかいないか等々・・・。どういった査定をするのかはさっぱりだが、どうやら色々とあるらしい。
それでも筆者の印象としては、「そんなに高くない・・・?」。超大手企業やマンモス学校法人が本気を出せば買えないこともないような・・・って気もします。・・・ですが、よくよく考えると購入後の費用もばかになりません。インフラの整備や建物の建築など・・・どれだけ安物の島で済ませたとしても、5,000万円はザラに掛かると見ておいた方が良いそうです。更にその島を購入した後、どういう利用をするか。さすがにプライベート使用で済ませるにはもったいない。購入者の手腕の見せ所と言えるでしょう。そう考えると、やっぱり安易に買うモンじゃないよなぁ・・・。 とは言え、バブル期も今も、無人島に思いを馳せている人はそれなりに多いんだとか。
◇海上保安庁定義 ~無人島~◇
1.海図上で岸線が0.1km以上ある自然陸地(橋や防波堤で本土などとつながっていてもよい)を島と呼び、そのうちで定住者がいないもの。 2.ある季節だけ移り住む者が居る島、あるいは、住民登録や本籍をその島の住所に置く者がいても実際に住んでいるわけではない島。
3.特殊な例として、北方領土(178島)に属しロシア人が多数居住している国後島や択捉島や色丹島、独島警備隊(韓国軍兵士からなる武装団体)による不法占拠下にある竹島。
◇参考資料◇ 「無人島販売 / 海外不動産販売 アクアスタイルズ」 (公式HP)
『SHIMADAS』 (日本離島センター)
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