2012年の5月24日の出来事
5月24日の出来事≪なるほどトップ5≫
◆『古今和歌集』が編纂される万葉集に収録されなかった歌も含めて再編纂された『続万葉集』が15日に完成するが、これに対して醍醐天皇がダメ出し。905年(旧暦・延喜5年4月18日)のこの日、改めて『古今和歌集』として奏上された。のんびりした印象のある平安時代だが、このスピード再編集ぶりはスゴイ。
◆マンハッタンが西洋人の土地に1626年のこの日、オランダ西インド会社が、現在のニューヨークの中心部・マンハッタンをインディアンから購入した。マンハッタンとはインディアン部族のデラウエア語の「丘の多い島」という意味とも、「みんな酔っ払いにされた島」という意味ともされる。
◆『メリーさんのひつじ』が刊行されるサラ・ジョセファ・ヘイルが『メリーさんのひつじ』を発刊(1830年)。口承の童謡と思っていたらちゃんと作者がいた。しかも、この詩は実話に基づくものとか。
◆モールス信号の送信実験に成功サミュエル・モールスによるモールス符号(の原形)で、ワシントンDC・メリーランド州ボルチモア間での初の長距離通信実験がで行われる(1844年)。これに先立って電信実験に成功していたプリンストン大学のジョセフ・ヘンリー教授の指導のもとでの実験だったのだとか。ツートントン。
◆片山内閣が“一人内閣”として発足日本国憲法下での最初の内閣、片山内閣が発足(1947年)。4月25日に行われた第23回衆議院議員総選挙で第一党となった日本社会党の片山哲委員長が首班となり、自由党を含めた挙国一致内閣を目指すが、協力を得られず、閣僚ポストのほとんど片山地震が臨時代理として、単独で親任を受けて発足。その後閣僚を補充するが、翌1948年3月10日までの短命に終わった。
スペシャル
チリ地震津波到達5月23日に発生した1960年チリ地震の津波が日本の太平洋沿岸部を襲う(1960年)。
コラ半島超深度掘削坑の掘削がスタート地球に深い穴を掘って地殻深部を調べようという計画『コラ半島超深度掘削坑』の掘削が始まる(1970年)。コラ半島はロシア北西部にあるバレンツ海、白海に面する半島。深度15,000メートル(15キロ!)を目指したが、数々の困難のため12,261メートルが最深記録だった(1989年)。それでもこの深さの穴は世界記録で、地底奥深くの花崗岩/玄武岩の境目での地震波速度の違いがないこと、岩盤が破砕され深部由来の水が大量に存在することなど、貴重な情報をもたらした。
コンコルドの定期運行始まるイギリスとフランスの共同開発による超音速旅客機「コンコルド」がロンドン・ワシントンDC間で定期運行を開始する(1976年)。「concorde」という名称は、ずばり「協調」「調和」の意味。2000年7月25日、パリのシャルル・ド・ゴール空港で発生した離陸時の墜落事故を契機に、廃止への動きが加速、2003年10月24日のブリティッシュ・エアウェイズ機で最後の営業飛行を終えた。
モスクワ五輪ボイコット決定前年(1979年)12月に発生したソ連のアフガニスタン侵攻を受け、米国がボイコットを決定。西側諸国にも同調を求める。1980年 - JOC総会でモスクワ五輪のボイコットを決定。日本政府はボイコット方針を固めるも、JOCは大会参加への方策を模索。しかし5月24日に行われたJOC総会でボイコットが最終的に決定する。柔道・山下泰裕さんの涙、忘れられません。
ファーレンハイト誕生温度計の“華氏”に名を残す物理学者、ガブリエル・ファーレンハイトが生まれる(1686年)。華氏はファーレンハイトの中国語表記「華倫海特」による。
横溝正史誕生『八つ墓村』、『犬神家の一族』、『悪魔が来りて笛を吹く』などで知られる推理作家、横溝正史が生まれる(1902年)。
川島芳子(愛新覺羅顕し)誕生清朝の皇族粛親王の十四王女で、上海公使館付武官・田中隆吉(日本軍の謀略の多くに関与したと言われる)と交際、“男装の麗人”と呼ばれた川島芳子・本名は愛新覺羅顕し(あいしんかくらけんし)が生まれた(1907年)。満州事変や上海事変で活躍したスパイといわれる。(名の顕しの「し」は王へんに子)
渡部恒三誕生衆議院議員、民主党最高顧問・渡部恒三が福島県南会津郡田島町(現・南会津町)に生まれる(1932年)。
小沢一郎誕生衆議院議員、元民主党代表・小沢一郎が現在の東京都台東区御徒町に生まれる(1942年)。本籍地は岩手県奥州市水沢区(旧水沢市)。
和田義盛、鎌倉で討ち死に鎌倉幕府成立に貢献した御家人で、初代侍所別当の和田義盛が死す(1213年/旧暦・建暦3年5月3日)。二代執権北条義時の挑発を受けて鎌倉で挙兵(和田合戦)、由比ヶ浜で戦死する。
記念日など
○ゴルフ場記念日日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」がオープン(1903年)した日にちなむ。
○伊達巻の日伊達巻の名前の由来という説のある伊達政宗が没した旧暦5月24日にちなむ。
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