産経新聞≪小沢氏裁判 検察官役 報酬上限120万≫(2012年5月10日)によると、小沢一郎被告の政治資金規正法違反事件で検事役の指定弁護士の報酬が、驚くほど低いことが明らかになった。
指定弁護士の報酬は上限が定められていて1審、2審、上告審の各段階ごとに最高120万円(出張旅費以外の諸経費込み(*1)。
任命されている間は、準国家公務員の扱いだから、カンパを受けることもできない(*2)。
平成22年10月に選任されてから費やした時間は、839時間に上るそうなので、最高額の120万円を支給されたとしても、割り算すると時給は1430円27銭ほど。
控訴についてはいろいろなことが言われているが、指定弁護士って、なかなか大変な仕事なんだと思った。
◇参考ページ「検察官役弁護士、時給1500円」産経新聞(2012年5月10日)
以下の注記に該当する部分は著者調べ(*1)「検察官の職務を行う弁護士に給すべき手当の額を定める政令」による
(*2)刑事訴訟法(昭和二十三年七月十日法律第百三十一号) 「第二百六十八条第一項」
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