体験から学ぶ Part22 ~メンマ作りから始める竹林整備 その2~

cha_chan

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前回は竹林整備の一環として、タケノコ掘り体験をしたところまで紹介しました。

今回は、「採れたてのタケノコを食べよう!」ということで、一番のお楽しみでもあります。うちの子は2人ともタケノコが大好きなので、今年の初タケノコをすごく楽しみにしてきました。

タケノコを食べるのも立派な竹林整備なのです!

体験から学ぶ Part21 ~メンマ作りから始める竹林整備~ by cha_chan
 体験から学ぶ Part21 ~メンマ作りから始める竹林整備~ by cha_chan
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前回の記事はこちら

竹の切り出し

タケノコ掘りをした後、同じ竹林で竹の間伐体験をしました。

竹の種類にも色々とありますが、こちらの竹林は孟宗竹(もうそうちく)という種類です。孟宗竹は竹の中でも最も大型で、とても太く立派で、ザ!竹の王様というような風格があります。

竹を適度に間伐することで、竹林全体が明るく風通しが良くなり、土砂災害や竹林を住処とする野生動物による農作物被害を予防することができます。

間伐する竹は、テキトウに選べばいいというわけではなく、古く乾燥した竹を選ぶようです。

見分け方は、竹の節が黒く、一番下の枝が1本になっているものを選びます。竹の節が白く、枝が2本の竹はまだ若く根が成長しているので残します。古い竹は放置すると倒れる危険性もあるので、そういった竹を選びます。

また、20m以上の体を支えるほど強靭な竹の根っこですが、地上1mくらいのところで伐採すれば、あとはすぐに根が枯れてしまい、手で簡単に引き抜くことができるようになるそうです。

伐採した竹は土砂流出防止留めに使用したり、チップにして肥料にしたり、竹炭や工芸品に利用されたりと、様々な用途で活用することができます。

孟宗竹は非常に硬いので、この日たくさん参加していた子供たちは、ふだん使い慣れていないノコギリで竹を切るのに、かなり苦戦している様子でした。

タケノコの調理体験

タケノコ掘り、竹の間伐体験が無事終わり、いよいよ本日のメイン?イベントの採れたてタケノコの実食体験です!

早速、さきほど間伐した竹を加工して飯盒(はんごう)を作る係、タケノコを調理する係に分かれてお昼ご飯の準備が始まりました。

うちの子供たちはタケノコ調理班に立候補。リンゴの皮むきで鍛えた包丁さばきの腕の見せ所です!

こちらは竹の加工班。
子供たちがナタとハンマーを器用に使って竹飯盒を作っていました。

「ワッ!」と声があがった方を見てみると、ドラム缶のバーベキューコンロが点火されていました。キャンプ気分になってテンションが上がります!

長男の友人が連れてきたワンちゃんもこれには大興奮の様子?

完成した竹飯盒に、スタッフの方が田んぼで作ったお米と、長男の友人が作った色米を詰めていきます。

コンロにかけて待つこと30分・・・

朝早くから動いたのでもうお腹はペコペコ。カップラーメンの3分と同じで、この時間が異様に長く感じました(笑)

そしてついに炊き上がり!

竹飯盒をナタで真っ2つに割ると、中から現れた本日のご褒美のホカホカのタケノコご飯に、またまた「ワッ!」と歓声が上がりました。

本日のご褒美!

本日のご褒美は、孟宗竹のタケノコご飯、タケノコの炒め物、タケノコのお味噌汁、とタケノコ尽くしのメニューでした!採れたてのタケノコはえぐ味もほとんどなく、子供たちも残さずにキレイに完食しておかわりをもらっていました。もちろん自分もです(笑)

素材の味を活かした自然素材の料理はとてもシンプルですが、これが今では一番の贅沢だと感じます。自然の恵みに感謝です。

最近では子どもが自然の中で体験する機会がどんどん失われています。
これからも実体験を通じて自然から学ぶ機会を大切にしていきたいと思います。

続く。

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