規格外の魚を美味しくいただく(1)

orangeoor18

公開:

8 なるほど
4,504 VIEW
0 コメント

先日、静岡市の由比で行われている月1の恒例イベントに行ってきました。
それは何かというと、由比漁港で水揚げされた魚をビニール袋いっぱいに詰めて、それがたった500円という、「由比・むつみ市場」さんのとってもお得な企画。

「○○放題」という言葉に惹かれてしまう自分を見透かしているようなこの看板にの文言。なかなかのインパクトです。

市場では取引されない小さな魚を対象としているとのこと。魚によって調理方法が限られることはありますが、個人的には美味しく食べられれば問題ありません。
むしろ、なかなかしないような調理方法を探すという楽しみがあると思います。

開店直前に到着しましたが、すでに行列ができていました。

ちなみに息子と2人で訪問。普段スーパーでは切り身等、加工された魚を購入することが多いのですが、今回詰める魚は加工されていない状態。冷凍ではありますが、加工されていない魚に触れる機会は貴重だということ、また食べる魚を自分で選ぶことで興味が湧くかもしれないという理由から、一緒に行くことにしました。

 魚詰め放題 (冷凍) 駿河ブルーライン
suruga-blueline.jp  

つめ放題スタート

順番がやってくるとお店の方からビニール袋、手袋を受け取ります。手袋をはめて袋詰め開始。

季節によって並ぶ魚は若干変わるようで、この日はタチウオ、ワカシ(ブリの子ども)、カマス、アジ、イワシなど。また、別料金で購入可能なマダイもありました。

かごの中には魚がびっしり。より多くの数を袋に詰めるのであれば、まっすぐな状態で冷凍されている魚が望ましいと思います。また、長さや太さが魚によって大きく異なるタチウオなどは用途(好みの調理方法)を考えながら、選ぶといいかもしれません。

「袋を寝かせて魚を詰めるとたくさん入るよ。」というお店の常連らしき方からのアドバイス通り、テーブルの空いたスペースを使われていただきました。確かにこれだとたくさん詰められます。

やっと袋詰めが完了しました。息子も3尾ほどチョイス。凍っていますし、トゲのように鋭い部分もあるので、なかなか手で触れるのはたいへんでしたが、何とか頑張って選んでくれました。

店内にあった計量器に袋を乗せると、2.16kgという結果に。これでも十分だと思いましたが、周りの人たちを観察していると3kg以上を叩き出していました。みなさん詰め方がうまい。2kg台という結果はまだまだなようです。

内訳は、
タチウオ×12
ワカシ×4
カマス×9
アジ×7
でした。

タチウオは体の幅を「指○本分」と表現することがあるらしく、ここで並んでいるものは指1本から最も太くて指3本分ぐらいまでのサイズだと思われます。やはり太いタチウオが人気で完売は早いとのこと…。私たちが詰めたのは指2本ぐらいのものが多かったです。

太さによっておすすめの食べ方があるようです。中でも興味あるのがタチウオの唐揚げ。タチウオは塩焼きや刺し身といったイメージがありますが、唐揚げは食べた記憶がありません。どんな味なんでしょうか。

タチウオの唐揚げをつくってみる

帰宅して早速調理にとりかかります。解凍したらお店で書かれていたように頭を落とし、内臓を取ってぶつ切りに。(身が薄いので、3枚おろしはなかなか難しそう。)

5~6cmほどの大きさで切っていき、衣をつけて揚げる。とてもシンプルな料理です。

タチウオは骨が多いため、食べるときに苦労するのですが、これなら問題ありません。骨まで食べられます。(それでも小さい子どもが食べる場合は処理したほうがいいです)

味付けは塩のみで十分。正直なところ食べる前は若干心配でしたが、意外にも身がふっくらしており、食べ応えもあります。

タチウオの次は他の魚たちも調理していきます。

続く

最終更新:

コメント(0

あなたもコメントしてみませんか?

すでにアカウントをお持ちの方はログイン