▶mission impossible
[名詞] 極めて危険で難しい任務
(an extremely dangerous or difficult mission)
自由奔放な子供2人と遊びに出かけるときは自分ひとりではとても手に負えないため、近場以外は妻と一緒に出かけます。ということは妻はほとんど365日、24時間育児に人生を費やしているということ。
休日くらい妻に子供たちから解放されて1人の時間を満喫してもらいたい!ということで私1人で1日子供2人を外に連れ出すことを決心しました。今回の目的地は三島市楽寿園。以下、自由奔放な子供2人の特徴。
〇 長男:5才
自称きのこ博士。静岡きのこの会所属。幼少のころからきのこ図鑑に興味を示す。きのこがあれば毒キノコでも腐っていても収穫。果樹や木の実などの実物(みもの)も大好物。収集癖あり。前回楽寿園で妻と私の静止を振り切って逃走、迷子になった前科あり。
〇 長女:2才
アンパンマン狂。「アンパンマンみる~」と「だっこ~」が口癖。「ちゃーちゃんは~?」と呼んでおきながら顔が見えると「いや~こないで~こわい~~」のツンデレぶり。「にいに」に売られた喧嘩は買う主義。気の強さは母親譲りか!?
◆ 今回与えられたミッション ◆
"Mission1" 新幹線が大好きな子供2人のために新幹線で出かける
"Mission2" 妻に1人の時間をたまには満喫してもらう
"Mission3" 楽寿園の「こども水遊び広場」で子供を遊ばせつつ自分も涼む
"Mission4" 楽寿園で開催中の「やまだ港開運市」で東北の海産物をたらふく
食べる!今回のメイン!
一見無謀とも思える今回のミッション。はたしてちゃーちゃんは無事生還できるのでしょうか!?「君の身に何が起きても、当局は一切感知しないものとする。」というメッセージが聞こえてきそうです…。
"Mission start"
新幹線に乗って楽寿園へ
ある情報筋によると「やまだ港開運市」は10時開港とのこと。そこで楽寿園の開園時間である9時から「水遊び広場」で子供を遊ばせお腹を空かせ、10時にメインミッションの山田町の海産物を食す、という計画を立てました。
以下、山田町の被災状況と開運市を開く第八開運丸さんの情報発信ページです。津波で大量の養殖いかだや漁具を流失し、風評被害の影響も受ける中、精力的に山田港の海産物の魅力を広め山田町を復興しようという熱い思いが伝わってきます。
平成23年3月11日14時46分頃に三陸沖を震源として発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)により、山田町では震度5弱が観測され、15時22分頃には山田湾に津波が到達した。津波の推定高さは8~10m、遡上高は最大25mにまで及んだ。地震発生後、山田地区では大規模な火災が広がった。がれきによって道路が寸断され、地震の影響で水道も停止したため、消火活動が十分に行えないまま、陸中山田駅を中心とする市街地は広範囲にわたって焼失した。
(山田町の人的被害の状況)
死亡者数 816名:平成25年12月27日 18時現在
行方不明者数 2名:平成25年 8月12日 19時現在
人口の推移 19,270名:震災前 平成23年 3月 1日
16,963名:震災後 平成26年 1月 1日
朝、掛川駅まで妻に送迎してもらい、ミッション開始!車から降りた瞬間、あいさつ代わりの長女の「だっこ~」。今日もまったく自分で歩く気はなさそうです。妻の不安そうな表情が過酷な行く末を暗示しているようです。
新幹線に乗ると、早速窓際の席の奪い合いが始まりました。幸い自由席はガラガラだったため、2人分の窓際の席を確保して何とか事なきを得ました。
"Mission1 completed"(写真を撮る余裕はありませんでした)
いざ「こども水遊び広場」へ
楽寿園に到着して最初に向かったのは水遊び広場。ここで2人の子供を小一時間遊ばせお腹を空かせ、最終ミッションの「やまだ港開運市」に臨みます。第一ターゲットの水遊び広場が見えてきました。さて、そろそろ子供たちのはしゃぐ声が聞こえて…聞こえて…聞こえて…きません…。
案内板:「こども水遊び広場 午前10時30分~午後3時30分」
思わず二度見。ただいまの時刻9時20分。クールポコの「なーにー!やっちまったなぁ!」が脳内で聞こえました。
やっちまったなぁ
YouTube
長男が「なんでまだなの~!」と一気に不機嫌に。いきなり計画も白紙に戻り、これからどうしましょう…。
仕方がないので計画変更!10時まで動物広場でやり過ごし、10時になったら先にお昼ごはんにしてから水遊びにしよう。この後、子供たちに「ぶーぶー」言われながら時間をつぶしました。
東北の海の幸を三島で堪能しよう!
本日のメイン、「やまだ港開運市」の時間になりました!しかし、さきほどの任務失敗で、子供たちは超不機嫌になっていました。仕方なくかき氷を買い与えて会場へ。
会場に到着すると、カキとホタテを焼いた香ばしい香りが!これは食欲をそそる!岩手県山田町の第八開運丸の若い漁師さんたちがガンガン海産物を焼きまくってます。しかし並んでる人の行列の長さがハンパありません。とりあえず何とか席を確保し、子供たちがかき氷を食べている間に自分は列に並びます。
最後尾に誘導係の三島市の職員の方がいらっしゃったので少しお話しを伺ったところ、昨日の夕方にイベントがニュースで流れたこともあって今日は大盛況とのこと。すでに完売している品もあるそうです。
列に並んでいる間にもTOKAIネットワークさんが来場者に取材していました。「取材されたら、面白いことを言わねば!」と必死にネタを考えましたが結局取材されませんでした…。
そうこうしているうちに、長男はかき氷を食べ終わり席でじっとしていられない模様。勝手に席を離れ1人でこちらに走ってきました。幸い長女は1人ぼっちになってしまったことに全く気付かずかき氷に夢中です。「さっきの席に戻って待ってて!」と言ってもいう事を聞いてくれません。
「今すぐ水遊びする!」と駄々をこねられ困っているところを、後ろに並んでいた4人のご家族が声をかけてくださいました。「1人で大変ですね。お子さんたちは私たちが見ていますから、ゆっくりご飯を買ってきてください。」と救いの手が。お言葉に甘え、目の届く範囲で2人の面倒を見てもらうことになりました。
そして…
ついにゲット!
写真左から
・浜焼きカキ・ホタテお買い得セット
・特別メニュー!ホイル焼きカジキマグロ
・マンボ―コウタ串
です。
子供のお世話をお願いしていたご家族にお礼を言い、子供たちを連れて水遊び広場へ。この時、また食べ物を運ぶのを手伝っていただきました。本当に親切なご家族でした。ありがとうございました。
それでは本日のメインミッション…。
いざ実食!
"Mission3 completed"
"Mission4 completed"
無事帰宅!
水遊び広場でさんざん遊びまくった子供2人。帰る途中、寝てしまうかなと思いましたが、自宅に帰るまで元気に起きていました!
家について妻に自分の時間を満喫できたか確認。家の片づけや寄せ植えづくりをした後、本屋さんでゆっくり自分の時間を満喫できたとのこと!
"Mission2 completed"
過酷ながらも無事ミッションが完了できました。1人でも1日子供と過ごせるという自信と達成感を感じました。また妻に自分の時間を過ごしてもらえるように休みの日は子供たちと一緒にどこかに出かけよう。そしてまた山田港開運市に来よう。
無事、任務が完了しほっと一息ついたところで、子供たちは2人とも寝てしまいました。今日はいっぱい遊んで疲れたね、おつかれさま。
最終更新: