2000年代に入り、SNSやブログが次々に盛り上がっています。
僕自身、ライターとしてはわずか1年のキャリアに過ぎません。ただ、かつてはSNS「mixi」にて、そこそこの頻度で日記を書いていました。たかが日記、されど日記。1年とは言え、ライターをなんとか続けられているのは、そこそこの頻度で書いていた日記のおかげかも知れません。
今や、誰であろうと文章を書くことができ、それを発表できる場が整いつつあります。
ブログの女王にシビレる
僕の好きな芸能人の一人に眞鍋かをりさんがいます。なんと言っても、グラビア時代の健康的な水着姿が印象的で……ではなく、惹かれたのは彼女のブログ『眞鍋かをりのココだけの話』。とにかく面白かったのです。
面白いといっても、発言ひとつひとつが爆笑!というわけではなく、タレントのタレントならではの日常を、自分の言葉で書いていたことでしょうか。2004年ごろ、まだ“ブログ”というものが世に出始めたころで、芸能人を身近に感じられるブログの先駆けだった気がします。
ブログはたちまち有名になり、出版したブログ本は20万部のベストセラー。彼女はいつしか「ブログの女王」なんて呼ばれていました。(あれから間もなく10年経つんですねェ……)
それにしても20万部ですよ……。
印税を考えれば、少なく見積もっても数千万はカタそうです。良いなぁ。
ブログですから、その人のありのままの言葉遣いです。彼女の本業はタレント業ですから、おそらくブログは趣味の範囲だったのでしょう。しかし、文章力以上の魅力があったからこそ売れ、そして稼いだことに他なりません。
当時高校生だった僕も、シビレたものです。
文章力以上の魅力を持ち、稼ぐ
彼女は芸能人だから特別?
いやいや、僕も昔はそう思っていたのですが、どうやらそうでもなさそうです。例えば、ふとたどり着いたブログやWEB記事が、異常なまでの閲覧数を稼いでいることってありますよね。
ちょっと有名なもので言えば、『秘境駅へ行こう!』という個人運営のサイト。管理人である「さすらいのうっしー氏」が、サラリーマン業の傍ら日本全国の秘境駅を旅し、その旅をレポートにまとめたサイトです。
秘境駅レポートは、独自の指標で採点されたランキング形式で見ることができ、そのわかりやすさと面白さから、鉄道ファンのみならず幅広いメディアで注目されました。結果、「秘境駅」という言葉が広く知れ渡るようになり、趣味の範囲で続けていたサイトの管理人には、出版のオファーが多数舞い込んだそうです。
文章力以上の魅力を持ち、稼いだ人の好例と言えるでしょう。
もちろん、稼ぐブログやWEB記事の中には、「カンタンに稼げるノウハウ」のような一見おいしそうな話や、テクニック的な部分でSEO対策がしっかりしているものもあると思います。
しかし、
【“文章力以上の魅力を持ち、面白い人”が、かなりの数で存在している】
とも思います。
誰だって、そういう人の話は聴いてみたいですよね。もし多少文章が拙かったとしても、そんなことは気にならないはずです。そういった人たちの文章には付加価値があり、だからこそ稼げてしまうのでしょう。(もちろん、面白さの感じ方は人それぞれだと思いますが)
……では!彼らと肩を並べるにはどうすべきでしょうか。良い例がいっぱいあるはずなのに、自分に当てはめて考えると迷走しちゃうんですよね、これが……。
いやー、文章ってムツカシイ!
(おわり)
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