柴崎岳・・・中盤のニューレジスタとして託されたもの 【サッカー日本代表候補・選手名鑑】

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2014年、ブラジルW杯大会出場を決めたサッカー日本代表。本大会までの1年間、新たな戦術のオプションとして新戦力を試す機会が訪れたのではないでしょうか?ザッケローニ体制になってから3年間。日本代表に招集されても実戦で使われない選手。長らく代表候補と叫ばれながら召集すらされない選手もいます。ファンやサポーターの目線から、A代表で起用して欲しい選手をピックアップしたいと思います!

【柴崎 岳】しばさき・がく

生年月日:1992年5月28日(21歳)
出身地:神奈川県横浜市戸塚区
身長 体重:175cm 64kg

在籍チーム:鹿島アントラーズ
ポジション:MF
背番号:20
利き足:右

ポスト遠藤と呼ばれるには理由がある

柴崎岳 【総合力51点】

柴崎岳 【総合力51点】

遠藤保仁が代えの利かないボランチと呼ばれて長らくが経過します。遠藤本人の口から自分の後継者として指名したのが鹿島アントラーズの柴崎岳でした。細貝萌や高橋秀人など、A代表に定着するボランチは出てきましたが、レジスタとして中盤の司令塔に君臨する存在ではありません。日本はパサータイプのボランチの人材に乏しく、中盤の底で時間をコントロールできる選手は希有です。

21歳にして鹿島のレギュラーポジションを獲得した柴崎岳は、典型的なプレーメーカータイプのボランチとしてA代表での活躍が期待されています。柴崎のゲームメーク能力は高く、優れたビルドアップは遠藤に引けを取らない視野の広さを持ちます。20~30mのロングパスの精度は高く、DFの間を抜く糸を引くようなグラウンダーパスでディフェンスを切り裂きます。このような長距離のスルーパスを通せる日本人は稀であり、代表では遠藤か中村憲剛くらいしか思い当りません。

3次元でフィールドを捉える目

3次元でフィールドを読み取れる目も柴崎の持つ独自の能力です。空中に対するパスの感覚に秀でており、DF2~3人の頭を越す20mクラスのロングパスを右足から自在に繰り出します。まるでフリーキックを蹴るように鋭い弧を描いてFWの足元にピタリと合わせるボールは芸術的。フィールドの中央に位置しながら、クロスボールを上げるようにディフェンスラインの斜めに槍を刺すキラーパスは柴崎にしか見えないパスコースです。

また、パスコースを自ら作り出す能力にも長けており、長時間ボールを持ちながら中盤でタメを作り、味方がスペースに走り込む時間を作り出せる選手です。足元をえぐるような深い切り返しでDFをかわし、フェイントをかけながらも味方の位置を正確に把握してパスのタイミングを計ります。

得点力が課題だが直ぐにでも代表に!

2012年のJリーグアウォーズで、ベストヤングプレーヤー賞を獲得した柴崎ですが、「自分には受賞する資格がない」と言い切ったクールな性格の持ち主です。課題とされるのはリーグ戦31試合1ゴールに終わった得点力の低さだと言われています。

しかし、筆者の主観では得点は2列目から前の選手に任せて柴崎はゲームメークに徹してもいいと思います。それだけ価値の高いパスセンスを持つプレーヤーであるし、遠藤の後継者を育てるためにも早めに代表に招集するべきです。

総評

柴崎ほどの優れたゲームメーカーをなぜ代表に呼ばないのか?ザッケローニ監督の真意は分かりませんが、即召集をかけるべき選手だと思います。遠藤の代役として育ててもよし、遠藤とコンビを組ませても中盤のゲームメークに厚みを持たせることもできると思います。序列が作られたボランチのポジションに風穴を開ける力を持つ選手ではないでしょうか。

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