海の恵みを受け続ける素朴な島
宮古島の市街地から北へ25分ほど。西平安名崎を抜け、池間大橋を越えると池間島があります。池間島の魅力は何と言っても海の美しさ!!一度冷静に池間島の海を見渡してください。この島の海は本当に味わい深い。 その一番の要因となっているのが、池間島の北側16kmの方向に広がる八重干瀬。8つの大きな干瀬(サンゴ群落)があることからその名が付きました。透明度の高い海ゆえ、船の上から見下ろしてもサンゴの形状や色が分かるほど、彩り鮮やかな場所なのです。そして綺麗なサンゴ礁には小ぶりでかわいい熱帯魚がつきもの。この周辺でダイビングをすると、「1日程度のツアーじゃ物足りない!」なんて声もあるとか。さらにこの八重干瀬。低潮時は海面下にあるサンゴ礁が顔を出し、まるで島のような陸地となります。一部では「幻の大陸」なんて呼ばれており、多くの観光客を呼んでいます。
サンゴの群生地は総じて海が綺麗なのは言うまでもありません。池間島周辺も当たり前のように透明度の高い熱帯魚の楽園が広がります。シュノーケリングでも十分楽しめるうえ、島も全体的に静かなので、島中がプライベートビーチと言っても過言ではないでしょう。 島も昔から海の恵みを受けてきました。かつては主にカツオ漁が栄え、島の公園や看板などで、当時の活気を知ることができます。今は他の島と同じく農業が主体となりましたが、島では昔ながらのかつおぶしなどが作られているそうです。
池間島の見どころ
海で遊ぶ
海の美しさに定評のある池間島!観光名所と呼べるほどのものはありませんが、素朴ながら外せない見どころがたくさん!特に海は必見です。このあたりの海は本当に透明度が高く、そこに浮かぶだけで絵になっちゃいます。
フナクスビーチ(池間ブロック)(場所)
島の北側。八重干瀬に面した池間島を代表するビーチ。サンゴ群落が近いこともあり、熱帯魚もたくさん見え隠れしています。どこに行っても変わらない美しさを誇る池間島ですが、まずここは外せません。
カギンミヒダビーチ(池間ロープ)(場所)
島の北西にあるビーチ。ロープをつたっていかない行き来できないという、少々のアクティブさが求められるビーチですが、こちらもさりげなく人気。暑い時期には近くに車が泊まっていて既に先客がいる。なんてことも。
オハマ海水浴場(場所)
アラシッスヒダビーチ(場所)
島の西側にある白い砂浜と青色の濃いビーチがただただ美しいビーチ。多くの人で賑わうよりも、ツウがひっそりと訪れるプライベート空間といった印象です。
景色を楽しむ
池間大橋(場所)
周囲に広がるエメラルドグリーンの海が印象的な池間大橋です。ここが池間島の玄関口。総工費はなんと99億円で、1992年に開通しました。宮古島側の橋周辺は、西平安名崎や馬の放牧場、マングローブ林など見どころも多いため、人の往来も活発です。
沖縄の島々を繋ぐ橋はどれも動画の名所のようで、Youtubeなどでその様子が見れます。たしかに動きながらの撮影は写真じゃちょっと難しいかも知れませんね。
大主神社(ウハルズ御嶽)(場所)
1923年(大正12年)に創立した池間島の信仰を集める神社です。神社としては歴史の深い場所ではありませんが、琉球王国時代からの御嶽信仰の名残を色濃く残していることで知られています。何しろここは宮古列島各島の御嶽信仰の中でも、最高位の霊格であるとされているため、島民ですら普段はこの場所を訪れることは許されていないと言います。神々しい存在として、遠くからその雰囲気を味わってみてください。
遠見台跡(場所)
宮古列島、八重山諸島の各島々に設置された遠見台の跡地。かつては役人が船の監視にあたりました。木漏れ日の林道を抜けると、遠見台の位置から青空とエメラルドの海が広がります。このあたりで小休憩でもして、おにぎりやおやつは如何でしょうか。野鳥観察にも最適!
カツオ公園(場所)
かつて農業以上にカツオ漁がさかんだった池間島。島と島との距離が比較的近い宮古列島ですが、漁業中心の独自の生活文化を持っていました。現在は歴史と共にカツオ漁が衰退し、宮古島との間に橋が架かったことで、島の雰囲気も変わったと言います。そんな当時のことを忘れないようにと、カツオ公園という名が付きました。公園ベンチにはカツオのモニュメント。宮古列島の島々の公園にあるモニュメントはもはやお馴染みです。
八重干瀬(場所)
宮古島の面積のおよそ10分の1にも及ぶ面積を誇るサンゴ礁。その壮大さは圧巻で、ダイビングやシュノーケリングのスポットとしても人気です。まさにサンゴアートとでも呼べそうな大小様々な形状のサンゴたち。足を下ろす場もなさそうなので、まさに「魚になった気分」を味わえそう?サンゴはもろいので慎重に泳ぎましょう。
池間湖沼湿原(場所)
島の中央にある県内最大規模の湿原。周囲10km程度の島ながら、県内最大級の湿原と言うとなんだか不思議な気分ですが、そもそも沖縄県において湿原の存在自体が珍しいとか。このあたりはは野鳥が多く飛来することでも知られ、県鳥獣保護区域にも指定されており、さらに環境省の「日本の重要湿地500」にも選出されました。
池間島灯台(場所)
池間島の情報あれこれ
【名 称】
池間島(いけまじま)
【所在地】
(地図)
【面 積】2.83㎢
【周 囲】
10.1km
遊 び
海水浴、ダイビング、シュノーケリング、シーカヤック、沖釣り、磯釣り
食べる
かつお、魚介類
郷土料理
血合(豚を血とみそで煮込むもの)、かつおくん
お土産に
かつお加工品(かつおくん、かつおぶし)
来間島へのアクセス
車、バスを利用する
宮古島~池間大橋~池間島
八千代バス(公式HP、時刻表)
宮古島へのアクセス
飛行機を利用する
羽田空港、関西国際空港、那覇空港、石垣空港~~宮古空港※運航日に注意。
(島プロフ一覧)
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