2時間からのショートトリップ
2014年(平成26年)には伊良部大橋が完成する予定の宮古列島。宮古島から伊良部島、下地島への行き来が可能となり、宮古島市内(宮古列島)6島のうち5島が車で行き来可能となります。 その一方、宮古列島において唯一橋の架かる予定の無いのが、大神島です。宮古島の北、島尻漁港からフェリーで15分。島の外周は2.3km、面積は0.24㎢と非常に小さく、そして静かな島なのです。
大神島は「神の島」として古くから知られています。古くから島民以外は立ち入り禁止の御嶽が点在するほか、旧暦10~12月には「うやがん祭」という女性島民以外は見ることすら許されない神事も。島には奇岩が点在していますが、その岩の一つ一つが神にまつわるものと考えられており、島の道路も岩をよけるようにつくられています。神との共存を重んじる島のため、神秘的な雰囲気が至る所で感じられます。 しかし、一方で近年は観光地としての敷居も低くなり、宮古島から日帰りで訪れる観光客も増えてきています。述べたとおり、小さい島なうえ立ち入り禁止区域もあるため、歩ける場所は限られた範囲。のんびり過ごしたとしても、2時間もあれば回りきることができるはずです。
また、宮古島などで見られる干しダコ(カーキダコ)は、大神島伝統の保存食。旨味溢れる独特の味付けが人気だとか。島に商店はないので直接買うことは難しいと思われますが、覚えておいて損はないでしょう。大人気なのでぜひ一度ご賞味を。
大神島の見どころ
宮古島から大神島をめぐるツアーも出ています。聖域が多く、立ち入り禁止箇所が点在しているため、島を歩きなれたガイドと共に歩くのも良いかも知れません。
景色を楽しむ
奇岩(場所)
海の上にある岩が浅い海水の浸食によってきのこ状に立っています。やや傾いていたり、きのこ状で言うところの柄にあたる部分が細くなっていようと立っています。人が1人でも乗れば柄の部分が折れてしまうのではないかと心配してしまうほど。島の雰囲気と合わせて、なんとも不思議な感じを漂わせます。
大神島遠見原(おおがみじまとんばる)(場所)
山頂から船を監視する遠見台。標高は75mあり、ここから島の周囲が見渡せます。もちろん整備された階段を登っていくため、立ち入っても大丈夫です。
大神島公園(場所)
島の南側にある多目的広場。人口が30人を切った島ですので、島民の利用はほとんどないようですが、宮古島からのツアー客が休憩に用いることはしばしばあるとか。ひと気の少ない公園ですが、敷地内は高い木も無く、開放感は抜群。ある程度歩いた後は、船の時間まで仰向けになってみるのも良いかも知れません。
タカマの浜海水浴場(場所)
ただただ静かなビーチ。たまにタコ漁をしている島民の方を見かけるとか。
大神島の情報あれこれ
【名 称】大神島(おおがみじま)
【所在地】
(地図)
【面 積】0.24㎢
【周 囲】
2.3km
遊 び
海水浴、シュノーケリング、沖釣り、磯釣り、散策、グランドゴルフ
郷土料理
カーキダコ(干しダコ)
島内のルール
島内は聖域が多く、集落と道路を除けばほとんどが立ち入り禁止。また島内は宿泊施設が無く、キャンプも不可のため最終便の船に注意。
大神島へのアクセス
船を利用する
宮古島・島尻港~(15分)~大神島
宮古島へのアクセス
飛行機を利用する
羽田空港、関西国際空港、那覇空港、石垣空港~~宮古空港
※運航日に注意。
(島プロフ一覧)
最終更新: