宮古島 - ビーチの王道!動いてナンボのスポーツアイランド(沖縄・宮古列島)

shima

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まさに海尽くしの島

 島を巡っていると、島好き同士で話す「どこに行った」「次どこに行きたい」という話題は定番中の定番。それぞれこだわりの景色や出会い、かけがえのない思い出があったりするものです。そんな島好きが好みの島を見抜く際、重要な評価項目となるのが「海」です。そう、島好きは得てして海好きでもあるのです。 そんな海好きの心を射抜くのが宮古列島。その中心の島が宮古島です。宮古島は沖縄本島と八重山諸島のおよそ中間に位置する、沖縄では4番目の大きさの島。周辺離島も含め、すべて浅い海底に発達したサンゴ礁が隆起して誕生しました。どの島も山や川を持たず、海が汚れないため、珊瑚の発達した周辺の海域は圧倒的な美しさを誇ります。

 さて、そんな宮古島ですから、海で泳がないわけにはいきません。3月には海開きが行われ、海水浴はもちろん、ダイビングやシュノーケリング目的の観光客で賑わいます。 人気は与那覇前浜に代表される西側のビーチ群!まさに「南国リゾート」。人を選ばない美しさに間違いなく魅了されます。海水浴やジェットスキーは本当に良い気持ち!!ホテルや民宿も多く、気軽に楽しむことができます。

 西側が砂浜と海の青の鮮やかさで魅せるビーチなら、東側は複雑な色合いで魅せるカラフルな海でしょうか。こちらはサンゴ礁や岩場が広がる男性的な海が魅力!何百種類にも及ぶサンゴの色や魚の色はいつまで見ていても飽きません。ダイビングやシュノーケルが楽しめる玄人好みの海が広がります!! 宮古島と言えば身体を動かしてナンボです!海のほかにも、季節に沿ったスポーツイベントも豊富で「スポーツアイランド」という異名を持つほど。各種スポーツにも大注目!訪れる楽しさも倍増しますよっ!

宮古島の見どころ

「旧平良市」地区・・・宮古島北部「旧下地町」地区・・・宮古島南西部

「旧上野村」地区・・・宮古島南中部「旧城辺町」地区・・・宮古島南東部

景色を楽しむ(海を堪能する!)

西平安名崎(にしへんなざき)(旧平良市)(場所)

宮古島の北端であり、西端でもあるのがこの西平安名崎です。海がきれいな宮古島。そんな島の岬には、広がる青空と風車が似合います。対岸には池間島が見え、時折池間大橋を行き交う車も。

見方によっては時計の針にも見えるような宮古島の北部。まるで時間が止まっているかのような、島ならではのスロータイムがここにあります。ただ、ここ最近は数年に一度のペースで風車が台風によって破壊されているようです。負けるな風車!

ちなみに西平安名崎は「いりへんなざき」とも呼びます。(参考記事)

砂山ビーチ(旧平良市)(場所)

平良港から車で15分程度と近く、観光客にも人気の砂山ビーチです。このビーチのニクいところは、たどり着く前に白砂の丘を越える必要があるところ!宮古島に着いて、最初にここに来る人も多いはず。しかし、美しいビーチと言えど、簡単にその姿を見せてはくれません。そうして少し苦労して小さな上り坂を進んだ先に、ようやく砂山ビーチが見えてくるのです!!白い砂浜と透き通ったビーチは海水浴に最適!!家族やカップルで楽しめます。

そしてこのビーチの一番のポイントは、海に向かって左手にある洞窟!!巨大な岩にトンネルのような大きな穴は圧巻で、思わず中をくぐってしまいそう。穏やかなビーチとの対比も素敵です。

パイナガマビーチ(旧平良市)(場所)

港から最も近いビーチ。市街地から歩いて5分程度の憩いの場です。このビーチの素晴らしい点は、この市街地からの近さと西の方向に面しているところ!右手に伊良部島、左手は果てしなく続く海、そしてエメラルドブルーの海をゆらゆらと赤く染める夕陽。誘い合わせなくとも、夕方になれば引き寄せられるように人が集まります。思いっきり遊んで疲れたら、ここへ。

与那覇湾サニツ浜(旧下地町)(場所)

干潮時になると、砂地の干潟が700haに渡って出現するサニツ浜。遠浅の浜でエビやカニがたくさん見られます。2012年8月にラムサール条約登録湿地となりました。ここでは夏になると、干潟の祭典「サニツ浜カーニバル」というスポーツ大会が行われます。会場はもちろんこの700haの干潟!!不安定な足場で行うスポーツは、いつもと勝手が違うせいか余計に白熱します。ミスをしてもなんだか許してもらえそう!?

バレーにサッカー、ドッヂボール、乗馬に相撲に10人11脚などなど!!さすがは「スポーツアイランド」を自称する宮古島といったところでしょうか。一般参加もOKのため、島外の猛者も毎年予定を合わせて参加するとか。

与那覇前浜ビーチ(旧下地町)(場所)

誰もが「見るだけで癒される」「これほど綺麗な砂浜は見たことが無い」と口を揃える与那覇前浜ビーチ。それもそのはず、旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の「日本のビーチTOP20」において、2010~2011年と2年連続で1位に輝いた国内屈指の超人気ビーチです!!そこにあるのは東洋一と言われる紺碧の海と、パウダーサンドのさらさらの白い砂浜。あとは対岸に来間島が見えるだけで他に何もありません。しかしそのすべてが極上で王道。人気も頷けます。CMやグラビアの撮影なんかも、ここで行えば3割増でイケるかも!?

この周辺はサンゴ礁が無いので、海水浴のほか、ジェットスキーやボートで賑わっています。

イムギャーマリンガーデン(旧城辺町)(場所)

美しい宮古島の海も東へ進むにつれ、変化が見え始めます。ところどころ目立ち始める岩場に、美しく広がるサンゴ礁。シュノーケリングに最適で熱帯魚もたくさん見られます。近くの遊歩道やその先の展望台からは美しい海が眺められ、散策にも最適です!

七又海岸(旧城辺町)(場所)

白い砂浜のビーチは別方向の美しさを誇る七又海岸。切り立った崖は豪快で波の荒々しさを感じることができます。イムギャーマリンガーデンからこの付近の海域は初心者向けのダイビングスポットとしても人気。海に潜ればまた違う、色鮮やかな世界が広がります。崖の下にはムイガーと呼ばれる湧き水があり、周辺には貴重な遺跡が残っているとか。こんな豪快な崖の下の湧き水です。飲むと体力がみなぎりそうですね。ビーチが癒しのスポットなら、ここはみなぎるパワースポットといったところでしょうか。

東平安名崎公園(旧城辺町)(場所)

宮古島東端の展望公園。透明な海の水面にぽこぽこと顔を出す岩礁は、まるで松島(東北)の海のようにも見えます。そしてその先にあるのが平安名崎灯台。日本の灯台50選にも選ばれている。由緒ある灯台です。しかし西平安名崎の風車といい、東平安名崎の灯台といい、岬と空と白い建物は何でこんなに相性が良いんでしょうか。つい同じように端に立って風に吹かれたくなるような、そんな場所です。

吉野海岸(旧城辺町)(場所)

海岸の波打ち際まで珊瑚礁が近づいて広がる珍しい海岸!波も穏やかでシュノーケリングに最適な場所です。満潮になるとクマノミなどの熱帯魚もちらほら。また、ウミガメの産卵地としても有名で、何かと見どころも満載だったりします。

景色を楽しむ(海以外)

もちろん海以外にも見どころはあります。むしろ、海以外を知ってこそ、宮古島をより深く好きになれるはずです!!例えばよく言われるのが、のんびりしていると言われる沖縄の中でも「宮古島は特にのんびりしている」という話。中でも「車の運転は本島や八重山諸島よりものんびり」だとよく聞きます。そんな「のんびり」もこの島では大切。海ではしゃいで疲れたら、のんびり歩いてみましょう。生活感のある宮古島、いわゆる素の部分に触れてみるのも、気分が和らいで癒されるはずです。

島尻マングローブ林(旧平良市)(場所)

宮古列島の中では最大規模の群落を形成するマングローブ林です。海の印象が強い宮古列島ですが、このようなマングローブの密林も南国の姿。周囲を緑に囲まれると、ここは亜熱帯の島だと改めて感じるのではないでしょうか。木々の香りが鼻をくすぐります。

人頭税石(旧平良市)(場所)

かつて琉球王府が、島民に課していた重い税制・人頭税を今に伝える石です。高さ143cm。並んでみると石が少し低くなるはずです。この石より背が高い15~50歳の島民は、税の納付が義務付けられるとされていました。(実際は慎重に関係なく15歳以上に課税義務)財政的に困窮していた琉球王府が課したその税はあまりにも重く、島民は主に粟や反物など必死につくり納付したとされています。1903年(明治36年)に廃止されるまで266年続きました。その時代に生きた人々は背が伸びるにつれ、人頭税石を見てどう感じたのでしょうか。

漲水御嶽(旧平良市)(場所)

琉球王国建国以前からの歴史があり、古くから島民の信仰を集めている御嶽。また、宮古島創世神話の地だそうです。それによると宮古島は天の岩戸(岩でできた洞窟)の先端を折って作られた島だそう。宮古列島の島々に洞窟が多いことにも関係している!?

カママ嶺公園(旧平良市)(場所)

標高の低い宮古島の数少ない高台。高台ではありますが、港、市街地から近く、気軽に登って行き来できるのが嬉しい公園です。ここからの景色は壮観で、宮古列島一の市街地が一望できます。そして見逃せないのが夜。展望台からの夜景はカップルを中心にぜひオススメしたいところです。前に広がる港、見上げれば満天の星空、広い公園はすぐにプライベートスポットが見つかるはず。

大川遊歩道(旧下地町)(場所)

大川湧水にある遊歩道。およそ400mの長さでマングローブが楽しめます。実は遊歩道らしい遊歩道が少ない宮古島。せっかくですから、近くに来た時は散歩してみては。

喜佐真御嶽(旧下地町)

県指定の文化財。『宮古島御嶽由来記』や『琉球国由来記』など琉球王府が編纂させた資料にも記載されている御嶽です。

ツノジ御嶽(下地神社)(旧下地町)(場所)

御嶽が多い宮古島。中には限られた人しか近寄れない御嶽もあるとか。そのため一般の人でも気軽に参拝可能な神社が指定されていたりします。そのひとつがツノジ御嶽。下地地区にあるため下地神社とも呼ばれています。立派な鳥居が印象的な御嶽です。

高山マンゴー団地(旧上野村)(場所)

南国を代表する果物・マンゴーのハウス団地。大きく実ったマンゴーは圧巻です。マンゴーは実は栽培に手間暇のかかる植物。種類によっては着果の難しいものや自然落果してしまうものなどがあり、常に面倒を見なくてはなりません。それでも大人気のマンゴーですから、団地のごとく栽培して一括管理するのが効率的なのでしょう。それにしても見ごたえがあります。

砂川地下ダム(旧城辺町)(場所)

サンゴ礁隆起によって形成されている宮古島に川らしい川はありません。そのため、生活用水の確保にも工夫が必要で、多くを地下水に頼っています。そのため、人工的につくったダムで地下水をせき止めているのです。こういったところにも生活の様子が垣間見えて、なかなか興味深いですね。

施設を楽しむ

宮古島市民球場(旧平良市)(場所)

カママ嶺公園の敷地内にある野球場。平素は市民が利用する野球場ですが、2月上旬~中旬はプロ野球オリックス・バファローズのキャンプ地として賑わいます。島内からも観衆が集まり、島外からもファンが訪れ、夏とは違う活気に。

選手とファンとの距離も近くなるので、運が良ければサインなどを書いてもらう敷居もぐっと低くなります!!プロ野球ファンにはたまらない季節なのです!!

宮古島市熱帯植物園(旧平良市)(場所)

沖縄県最大の熱帯植物園。約1600種の木々が生い茂り、歩くにも良し、写真にも良し、観察にも良しと、のんびり楽しめます。入園無料な点も嬉しいところ。宮古島市熱帯植物園(公式HP)

うえのドイツ文化村(旧上野村)(場所)

1873年(明治6年)、ドイツの商船ロベルトソン号が、旧上野村の宮国沖で座礁しました。台風のなか、上野村の住民らは小さな船を漕いで乗組員全員を救助。その後、手厚く看護したそうです。これに感激したドイツ皇帝。そこから旧上野村との友好関係がスタートし、その歴史を大切にする中で建立されたのがこのうえのドイツ村です。充実した展示室にシアターホール、また水中展望船に家族向けのプールと、学ぶにも遊ぶにも見どころ満載!!

宮古島に遊びに行って、次はドイツに行きたくなるかも?うえのドイツ文化村(公式HP)

周辺の島々へ遊びに行く

観光地としても超が付くほどに有名な宮古島。遊びどころ満載で飽きることも無いはず。ですが、ちょっと疲 れたり、ちょっとのんびりしたくなったり、ちょっと一人で過ごしたくなったり。そんな時はぷらっと隣島へ行っちゃいましょう!船で車で自転車で、ちょこっとお出かけ。気軽に渡れる島も見逃せません!

池間島

島の北端、池間大橋から渡れる池間島。野鳥が集まる湖沼湿地帯「ユニムイ」は池間島ならではの景色です。

大神島

こちらは船で渡ります。大神島は不思議な空気のただよう神の島。キノコのように立つ奇岩は必見です。

伊良部島、下地島

伊良部島は宮古島ツウが好むダイビングの穴場、下地島は一生に一度は見ておきたい空港があります。

来間島

島の南西、来間島大橋から。島の大半が畑の島で昔ながらの風景が広がります。展望台からの景色は絶景!

宮古島の情報あれこれ

【名 称】

宮古島(みやこじま)

【所在地】

 沖縄県宮古島市
maps.google.co.jp  

(地図)

【面 積】159.05㎢

【周 囲】

131.2km

 

遊 び

海水浴、シュノーケリング、ダイビング、釣り、海中遊覧、パラグライダー、キャンプ、ゴルフ

食べる

 パパイヤ
potaru.com

、マンゴー、島バナナ、スイカ、メロン、トウガン、天然塩、もずく

郷土料理

宮古そば(沖縄そば)、魚汁、ヤギ料理、イカのスミ汁、沖縄料理

変わりモノ

オトーリ

お土産に

宮古上布、泡盛、自然塩、自然塩加工品(ラスク、ちんすこう)、バナナケーキ、紅イモ、マンゴー、メロン、もずく、鮫肝油、貝製品(アクセサリーなど)、陶芸品

マスコット

 みーや
potaru.com

(宮古島市)

う た

漲水のクイチャー、なりやまあやぐ、とーがにあやぐ、我んたが島、なますのぐう、宮国のアンガマ、オトーリソング

宮古島へのアクセス

飛行機を利用する

羽田空港、関西国際空港、那覇空港、石垣空港~~宮古空港※運航日に注意。

 宮古・八重山地方
potaru.com

(島プロフ一覧)

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