パパイヤ - シャキシャキ食感とパパイン効果!【変わった野菜】

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青いパパイヤって・・・野菜?

 パパイヤという野菜をご存知でしょうか。フィリピンやタイの果物としての印象が強いかも知れません。しかし実はこれも立派な野菜。国内では鹿児島県南部や沖縄、小笠原諸島で見ることができるのです。 こんなエピソードがあります。筆者が大学生のころ、友人らと旅行で小笠原へ行くことがあり、後日、島で利用した宿のオーナーが「お礼に」と島の果物をたくさん送ってくれました。食べごろだったバナナやパッションフルーツはすぐに食べたものの、待てど暮らせど熟さないパパイヤ。御礼の電話の際に「いつ熟すんでしょうか・・・」と聞いてみると・・・

「あっ、それは青いまま野菜として食べてね!!」「ええーーーーーー!!!」

その時は一瞬意味が分かりませんでしたが、青いパパイヤは、熟すまでに数か月必要だったのです。同時に野菜として食べられることを知りました。 

 

2つのポイント

小気味よいシャキシャキ感

 野菜としてのパパイヤ(青パパイヤ)に関してレシピを探してみると、実はその大多数が千切りだったりします。そうです。千切りが一番食べやすく、しかも人気なのです。何といってもそのシャキシャキの食感。これは知ってしまうとハマること請け合いです。 サラダや炒め物が美味で、小分けもしやすいのが千切りの良さ。民宿や家庭の料理としては小鉢で出てきたりするほか、何気に島々で売られるお弁当などの具のひとつとしても良く見かけます。もちろん食物繊維もたっぷり!

(右・海外でも主に野菜として食べられます。タイのサラダ「ソムタム」) 

肉を柔らかくする成分「パパイン」

 青パパイヤにはパパインと呼ばれるたんぱく質分解酵素が含まれています。これは、たとえるなら酢豚にパイナップルを入れるのと同じことで、パパインにはお肉(たんぱく質)を柔らか~くする働きがあるのです。そのため肉類と共に調理する炒め物などに効果を発揮。パパイヤ単体のシャキシャキ食感もさることながら、肉の食感も良くしてくれちゃうのです! 

かんたんレシピ

ピリ辛ラー油和え

パパイヤを千切りして水洗いし、ざるで水を切ります。シーチキンと食べるラー油を加えて混ぜるだけで出来上がり!簡単な作りですがご飯が進みます・・・!食べるラー油が無い場合は「市販のラー油、ぽんず、しょうゆ、ごま油を、3:3:2:1の割合」で掛けるのもオススメ。また違った味わいが楽しめます!

パパイヤ牛肉醤油和え

「肉、パパイヤを2:1の割合」でボールに用意、それに対し「醤油、砂糖、お酒を1:1:1の割合」で全体に馴染む程度に掛けます。10分~20分ほど馴染ませれば、フライパンで肉の色が変わるまで焼くだけ。シンプルな料理なんですが、これがなかなか。肉の柔らかさを実感できますよ~~~!!

■気が向いた時に・・・特に沖縄ではそこらじゅうにパパイヤが自生しているためか、「気が向いた時に実を取って食べる」というのが普通のよう。その割には台風などの強風に弱く、すぐに倒れてしまうため、農家はあまり出荷用として育てる気も起らないそうです。なるほど。気長に熟すのを待つよりは、思い立った時に食べるくらいの方が良いかも知れませんね。

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