愛知県、知多半島から船で20分の小さな島です。愛知県には3つの島（佐久島、日間賀島、篠島）がありますが、日間賀島は、面積はいちばん小さく、しかし人口はいちばん多いなんとも賑やかな島。名古屋からのアクセスも比較的容易なことから、東海地方では小旅行の名所となっています。都会からも近く人も多いため、”秘境”という感じはしませんが、昔ながらの漁村の風景と、その海産物は一度味わってみる価値アリ！まさに、週末気軽に出かけて、食べて、くつろいで・・・に、打ってつけの島なのです。　そんな島なので、特にファミリーや団体客に人気。「美味しいもの食べてゆっくりしたいね！」なんて話になったら、日間賀島を検討材料に入れてみては。島も週末や夏休みを中心にイベントがもりだくさんで訪れる人を飽きさせません。特に夏、イルカと遊ぶ「ふれあい体験」は人気！食べるも遊ぶもがっつりイケちゃいます。

　愛知県の島と言えば、たこ、ふぐ、しらす、あさり。北海道から沖縄の島々でもこのあたりはそれほど見かけませんが、これらは愛知の島なら「どの島でもハズレなし」と言われるほど。中でも日間賀島は「多幸と福の島」と自称するくらい、たことふぐが美味しい島です！　週末気軽に遊びに行けて「多幸と福」を満喫して帰る。最高じゃないですか～？

標高が32mと普通の島々と比べても高くない日間賀島。当然山らしい山はないため、他の島ではよく見かける山の自然観察系の遊びやツアーはありません。ありませんが、そのぶん、個性的な愛知県の海を活かした遊びが多く考案されている点、本土からも近く手軽に遊びに行ける点、この2点が日間賀島の最大の魅力です。

夏季限定。サンセットビーチ（西浜海水浴場）にいるイルカと遊ぶプログラムです。水族館ではなく、自然の海で過ごすイルカたちと触れ合えることで人気。自分から浅瀬まで寄ってくることも多いようで、泳げない子供も安心なんだとか。しかしイルカって、しなやかに身体を動かして泳ぐもんだからてっきり勘違いしがちなんですが、驚くほど筋肉質なんですよね。（笑）

他の島と比べても漁に対する敷居が低い印象の日間賀島。「漁師さんと一緒に海に出て体験」というツアーもあります。船釣りはもちろん、キス網漁とか底引き網漁なんて「テレビでなんとなく見たことがある」程度の方がほとんどでは？ また、観光協会主催でたこやあさりのつかみどりなんかも、日時指定で開催されています。

日間賀島の平たんな街並みはサイクリングにも最適。小さな島にしては人口は多く、観光客の出入りも活発な島ですが、それでも日間賀島の個性を随所に感じることができ、見ているだけで楽しめます。自転車をぷらーっと漕いでいても、不意に干しだこが目についたり（有名ですね）。なんだか「やたら原付が多いなぁ」と感じてみたり（原付普及率が異常に高いことでも有名）。更には民家と民家の間が妙に狭かったり（島は風が強いため、風よけの意味があるそうな）。一見普通の漁村に見えますが、小さな発見が実はてんこもり。注目しつつ、ぷらっと周遊するのも面白いかも。

日本最古のサメを取る際に使用した釣り針、数千年前出土品、漁具などが展示されています。「サメを釣る」ってすごい発想。屋上は展望台。

しらすの塩ゆで干しができるまでの工程を無料で見学できます。 

阿弥陀堂があり、大ぶりなタコ阿弥陀如来座像がまつられています。鎌倉末期のもので、漁師の網に掛かって引き上げられた如来様を守るかのように、大だこが被さっていたそう。もし都合が良ければ”蛸阿弥陀如来”のお話を伺ってみては。 そんな安楽寺、現在でも産後110日目や誕生日、七五三には、民仏様をお参りする風習が残っています。　

何気なく散在する島のマンホール、よく見てみると・・・。

【名　称】日間賀島（ひまかじま）

【所在地】

（地図）

【面　積】0.77㎢

【周　囲】

6.6km

サイクリング、釣り、潮干狩り、海水浴、シーカヤック、イルカウォッチング、ウミネコウォッチング、ジャングルアドベンチャー、地引網体験、たこつかみどり体験、干物づくり体験、原始的火おこし体験、クラフト教室、ビーチマッサージ、ビーチヨガ

たこ、ふぐ、あなご、はも、しらす、しゃこ、波見貝、あさり、のり

たこ料理、ふぐ料理

しらすのさしみ、たこの姿煮、じゃこトースト（網元旅館　中平）

島のり、干物（たこ、ふぐ、波見貝）、たこのり、カレー（たこカレー、イカと大あさりのカレー）、ちりめんじゃこ、じゃこ煮、多幸まんじゅう

たこみちゃん（あいちの離島うまいもんＰＲ大作戦）

会いたい日間賀島