全てにおいて、穴場
日本海側に浮かぶ山形県唯一の有人離島・飛島。海釣りを存分に楽しみたいなら、東北でも暖かい海を楽しみたいなら、愛くるしいイルカたちに出会いたいなら、変わった姿かたちの野鳥たちに出会いたいなら、そんな鳥たちのさえずりを聞きながらのんびり歩きたいなら。山形県酒田市、飛島、オススメです。穴場です。 酒田港から75分と本州からも比較的遠く離れたこの島、山形県でも北部に位置していながら、対馬海流(暖流)の影響を受け、意外なほどに暖かい!年間平均気温も12度を超え、海の中では亜熱帯性の魚や日本海では珍しいサンゴ見られるほど!!これもまたニクい演出です。
もちろんその影響は海だけに止まらず、島の植生にも面白い影響を与えています。本来ひとつの場所で見られるはずがない、暖地系植物と寒地系植物が共存するのも飛島の特徴。一年を通じて、独特の植生が楽しめるのです!! また、渡り鳥にとっても、日本海のちょうど良い場所に位置する飛島は絶好の休憩地。それゆえ、野鳥の宝庫とも言えるほどで、時に珍鳥にも出会えちゃうのです。いやはや、玄人好みの穴場がてんこ盛りの島であります。
さらに嬉しいのは、島全体が絶好の漁場だということ!!釣りをして楽しいのはもちろんですが、島で食べられる料理もまた格別!特に名産のとびうおを使った家庭料理は何が何でも食べておきたいところ!何をするにも穴場の飛島。きっと舌を唸らせるに違いありません。
飛島の見どころ
野鳥観察とウォーキング
渡り鳥の中継地、飛島最大の楽しみどころです。春は大陸へ向かう鳥が、秋は大陸から来る鳥が、飛島にて羽を休めています。時折珍鳥や迷鳥も見られるせいか、県内外からのバードウォッチャーも多く訪れます。さえずりを聞きながらのんびり散策するのも、乙な過ごし方と言えるでしょう。
オバフトコロの浜 (場所)
別名「貝殻で出来た浜」。烏帽子群島を一望出来ます。遠浅の海岸で貝拾いの絶好のポイント。ただ、同時に異国からの漂着物も多いとか・・・?
荒崎 (場所)
飛島海づり公園 (場所)
テキ穴 (場所)
平安時代のものと考えられる土器と人骨が発見されています。夏でも涼しく、1人で訪れるには少し勇気がいるかも?昔は龍の住む穴と言われ、島民はあまり近づかない場所だったそうな。海水に浸食された自然の洞窟です。
潮目
山から雪解け水が流れ出す3月、また大雨が降った翌日などは、最上川の川水と日本海の境がはっきりとわかる潮目を見ることが出来ます。船で過ごす時間もまた注目です。
ウミネコ (場所)
何羽ものウミネコがフェリーを追って飛んできます。飛島では港の横の館岩付近が繁殖地。特に5~6月は繁殖期で岩礁には2万羽にも及ぶウミネコが巣作りに精を出します。その姿は圧巻で、より海鳥を身近に感じることが出来ます。ウミネコ餌付けをウリにしている観光名所は多く、飛島もそのひとつにあたります。人が差し出したものを、くちばしで上手く取って食べることから観光客にも人気です。しかし、ウミネコはスナック菓子やパンなどの炭水化物をきちんと消化・吸収出来ないと言われています。最悪、それが原因になって死に至ることもあるようです。実際にウミネコが多い航路で餌付けを禁止している航路もあります。自治体等の考え方にもよりますが、動物たちとの付き合い方を考えて行動することをお勧めします。
(北海道野鳥センター)
飛島の情報あれこれ
【名 称】
飛島(とびしま)
【所在地】
(地図)
【面 積】2.70㎢
【周 囲】
12.0km
遊 び
ウォーキング7コース、遊覧船、磯釣り、海釣り、船釣り、海水浴、ダイビング(島内にサービスなし)、シーカヤック(島内にサービスなし)
食べる
とびうお、いか、海藻類、えご、ごどいも(じゃがいも)
郷土料理
飛島鍋、トビシマカンゾウ酢の物、イタドリ油炒め、とびうお卵のちんちん煮、とびうおの子のから揚げ、とびうおの島風マリネ
変わりモノ
さざえカレー(西村食堂)、飛っ子ラーメン(本間食堂)
お土産に
いかのまんすけ、飛島ごどいもまんじゅう、とびうおの焼干し、いかの一夜干し、さざえの塩辛、岩のり、いぎす、えご草
う た
飛島小唄
アクセス
電車、バスを利用する(酒田駅から)
路線バス
徒歩
フェリー
酒田駅→ 10分 →
山形銀行前→ 5分 →
酒田港→ 1時間15分 →
飛島
1~4、8、9番系統
※酒田駅までは【JR】【高速バス】
飛行機を利用する(庄内空港から)
リムジンバス
徒歩
フェリー
庄内空港→ 30分 →
酒田市役所前→ 10分 →
酒田港→ 1時間15分 →
飛島
※庄内空港までは【空路】
(島プロフ一覧)
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