【島イベント】元気な三宅島、支える島の女性たち【島じまん2012】(三宅島)

tanoshimasan

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「まだまだ商品があるのよ」

三宅ハート会と商工会婦人部がブースを支えた。島の高校生も声を張る

 「うちのバイトたち見てごらん、自分から進んで呼び込みして・・・」 そう語ったのは三宅島・株式会社三宅ハート会、社長の廣井美和子さん(63)。「島じまん2012」三宅島ブースでは、三宅ハート会が開発・販売する商品が所狭しと並んでいた。三宅島に生えるどくだみの商品化を目指した前身のどくだみ研究会が2000年に発足、2年後には現在の名称に変え、2012年5月より13年目のスタートを切っている。

豊富な品数

 そしてアルバイトに島の高校の女子生徒数人。「島じまん2012」にも駆けつけ、試食品や商品を持って集客に汗を流していた。「勉強も大事だけどアルバイトだってすごく大切な経験。」と、三宅ハート会では島内でアルバイトを募集している。

 三宅島のブースは他の島と比較しても女性が多く、それでいて元気である。商品もどくだみやツバキ油を使ったローション、乳液、化粧品など。どれも一風変わったお洒落なものが多かった。「まだまだ商品はあるのよ。並びきらないけどね。」と廣井さんは笑う。

島の主婦が築き上げたベンチャー企業

 三宅ハート会の前身であるどくだみ研究会が発足して間もなく、三宅島の噴火活動が始まった。廣井さんも避難生活を余儀なくされ、自身が患ったがんによる呼吸障害もあり、長く島に帰ることが叶わなかったという。三宅島全体で見ても、特に若い世代は避難中に内地で転機を迎え、そのまま帰島を諦めた人も多く、人口減少と高齢化が意図せず急速に進んでしまった。そんな背景を背負い、廣井さんら島の主婦5人で築き上げたベンチャー企業こそが三宅ハート会なのである。 

大盛況だった三宅島ブース。多くの商品がイベント半ばで完売していた。

 過去に2度もがんを患ったとも思えないほど、ブース内では自らも接客に精を出す。噴火後の復旧事業では男性の力仕事が活躍。三宅ハート会や三宅村商工会婦人部ら島の女性たちは、特産品の開発など産業面で三宅島を支え続ける。近頃は、時代とともに性別による価値観の違いも薄れつつあるが、男性と女性がそれぞれの仕事で支え合う三宅島のスタイルも、非常に見栄えがいい。「そのかわり、私はそこらの男より厳しいのよ。」と廣井さんがニヤリ。しかし、アルバイトの高校生まで一所懸命な姿を見ると、三宅島はこれからも元気であり続けるはずだ。

※随時、各島を話題に記事を更新していきます。

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