ろうけつ染めをやってみた!

baikinman

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cha_chanさんの草木染めを読んで、私もやってみたくなりました。

ちょうど息子の夏休みの宿題が「どんな方法でもいいので、富士山の作品を作る」だったので、染色で富士山の作品に挑戦してみました!

体験から学ぶ Part11 ~草木染め~ by cha_chan
 体験から学ぶ Part11 ~草木染め~ by cha_chan
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我が家でやってみたのは「ろうけつ染め」です。

ろうで描いた部分が染色されないため、自由に絵を描くことが出来ます。

道具

・染料セット
・布用ろう
・塩
・綿バッグ(この染料の場合は天然繊維が染めやすいようです)
・40~50℃のお湯
・湯煎容器(ろう溶かす用)
・筆
・温度計
・ボウル(染料を混ぜる用)
・割り箸(染料を溶かす用)
・染色用バケツ(染めるものが十分浸かる大きさ)
・洗濯洗剤
・新聞紙
・ゴム手袋

染色セット(PAC)の中に入っていたのは

・染料
・固着剤
・色染め剤

ロウで描いてみよう!

キャンドルでも出来るようなのですが、布用のロウを使用しました。(ちょっとしか入っていないのに高額です。。。)

使用感としてはキャンドルよりも柔らかめで伸びがよく、描きやすいのではないでしょうか。

湯煎にかけて液状になったロウを筆につけて、下書きした生地に描いていきます。

出来上がったのがこちら。(白いので非常に見にくいですが。。。)

息子作:富士山(オモテ)
息子作:富士山(オモテ)
息子作:JAPAN(ウラ)
息子作:JAPAN(ウラ)
娘作:桃の花と水玉(オモテ)
娘作:桃の花と水玉(オモテ)
娘作:水玉(ウラ)
娘作:水玉(ウラ)
母作:丸(オモテ)
母作:丸(オモテ)
母作:丸(ウラ)
母作:丸(ウラ)

染色♪

まずはボウルに染料を入れ、40~50℃のお湯500mlで溶かしてよく混ぜます。

そして、染色用のバケツに固着剤と塩300gを入れ、40〜50℃のお湯6Lで溶かします。

染料液を染色用バケツに入れ、混ぜ合わせます。

染めるもの入れて、よく馴染ませます。(染料は落ちないのでゴム手袋をしましょう。)

時々混ぜながら1時間浸けます。(混ぜないと色ムラになってしまいます。)

1時間経ったら、洗剤を入れてぬるま湯で水が透きとおるまですすぎます。

剥がれそうなロウは取り除きます。

一旦染め物は避けておき、染色用のバケツに40〜50℃のお湯6Lを入れ、色止め剤を溶かします。

染めたものを濡れた状態のまま入れ、時々混ぜながら15分間浸けます。

お水が透明になるまですすぎます。

ロウがなかなか取れないので、私は最後に熱湯を掛けました。

そして、最後に洗濯機で脱水して干します。

乾かしたバッグには、まだロウが残っていました。

そこで新聞紙を当てて、上からアイロンを当てます。

するとご覧の通り白くなっていたロウが消えてしまいます。

どうやら熱によって溶けたロウを新聞紙が吸収してくれるようです。

完成!!

9時に始めて、12時半に染色を終えて天日干し。

アイロン掛けを入れると16時ころに完成です。

しっかりロウが溶けていないと、剥がれて染色されてしまうようです。

息子の富士山は固まりかけのロウをのせた部分が染色されて、意図せず雪景色のような模様になりました。

持ち手の白い斑点は、液状のロウを誤って落としてしまった場所です。

液状のロウは取り除いて一見きれいに見えても染色されないということが分かりました。

ユルユルのロウを上から振り掛けても、面白い模様ができそうです。

細かな絵は難しいというのが作ってみた感想です。

左から、母・娘・息子
左から、母・娘・息子

専用の工房に行かずに自宅で染色が出来てしまうなんて驚きでした。

何でも揃ってしまう日本では、あえてやろうと思わない限りなかなか体験できないことですが、cha_chanさんの記事で興味を持つことが出来ました。

何気なく使っているもの。

それがどんなふうに出来るかを体験できるというのはやっぱり面白いなぁと思いますし、自分の作ったものだと多少見栄えが悪くても愛着が持てます。

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