体験から学ぶ Part11 ~草木染め~

cha_chan

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新型コロナウイルスの影響で外出しにくい状況が続いています。

そんなわけで今年の子供たちの夏休みの自由研究は、家の中でできることにしようと「草木染め」に挑戦してみることにしました!

作り方

草木染めで染められるのは、主に天然繊維です。
子供たちは、無地の綿のTシャツを用意しました。

草木染めの面白いところは、染め上げるまで何色になるのか、どんな模様になるのか分からないところです。子供の頃、色水を使って絵を描いたようなワクワク感があります。

もちろん出来上がったものは、世界で一つだけの染め物になります。

作り方は、まず最初に染めたい布に、輪ゴムで止めて絞りの模様を作っていきます。

次に乾燥葉を煮出して、抽出液を作ります。

何回か乾燥葉のアクや不純物を取り除いた後、60度程度の湯温の状態で還元剤(この薬剤を入れることで、色素が抽出できる)を入れて色素を煮出します。

抽出液ができたら加温しながら布を静かに入れ、液から出ないように注意して染めていきます。

5分間位したら布を取り出し空気に触れさせると、酸化することで布の色が黄色から青色に変わっていきます。

さらに、水で薄めたお酢に5分ほど漬けこんで酸化を進めます。

最後に水洗い、脱水して草木染めの完成です。

長男作「ひょうたん」
長男作「ひょうたん」

伝統文化に触れる

草木染めは、使っていくうちに色の経年変化を楽しむことができるのも面白いところです。

色が褪せてしまったり、汚れてしまった場合でも染め直して再び楽しめることから、物を大切に使えるという意味でも、昔から草木染めが使われてきたことに納得がいきます。

そうやって何回も染め直すのは手間や時間がかかりますが、その分愛着も湧くからこそ物を大事にできるし、買ったものでは得られない満足感が得られるのも素晴らしいことだと思います。

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