自分たちが口にしているものが、どんな風にできあがるかを知ることが出来る工場見学。
今回は醤油発祥の地、和歌山県有田郡湯浅町の『湯浅醤油』に行きました!
まずは見学!
何気なく食べているお醤油。
大豆でできていることは知っていたけれど、その他に何が入っているかはよく分かっていませんでした。
原料はたったの5つ。
[原料]
・大豆
・小麦
・塩
・こうじ菌
・水
実際に樽に触らせてもらうと、触り心地が樽ごとに違うことに驚かされます。
もちろん樽によって味が違うそうです。
今ではこの樽を作れる職人さんも僅かにしかおらず、高齢化が進んでいるとのことでした。
昔からのこの杉樽を補修しながら大事に使っているそうです。
約1年半から2年かけて熟成させるお醤油。
熟成発酵させるためにもろみをかき混ぜる必要があり、樽の上部は床になっています。
こんなペースト状のものがお醤油になるなんて驚きです。
熟成したお醤油を圧搾機で搾ります。
搾ったお醤油を別の木樽で2週間〜3週間寝かせて、大豆の脂分とオリを取り除いて火入れしてからビン詰めします。
絞ったあとのお醤油のカスは、家畜にあげるそうです。塩分が心配になりますが、絞りカスはほとんど塩分がなく、カスを食べた家畜は美味しいお肉になるとのことでした。
作ってみよう!
ここではお醤油を実際に作ってみることも出来ます。
醤油つくり体験では、大豆・小麦・塩・こうじ菌が一つになった袋とペットボトルをもらいます。
ペットボトルにジョウゴをつけて、材料を入れていきます。
水を入れて、蓋を締めて激しく振ります。
マイ醤油に名前をつけて、ひとまず完成!!
超簡単です。
ただ、ここで終わりではありません。
このあとマイ醤油を愛でて熟成しなければいけません。
まずは、仕込みから1周間は毎日蓋を開けて空気を入れ替えて上下逆にしてゆっくり混ぜます。
1週間めからは2日に1回ほど、2ヶ月めから3日に1回ほど、3ヶ月めから1週間に1回ほどゆっくり混ぜます。
最初のように激しく振ると、中の大豆などが粉々になって美味しくなくなるとのことでした。
冷蔵庫に入れると熟成しないそうなので、夏場でも部屋に置いておきます。
1年半後に完成で、そのときはコーヒーフィルターで濾すように教えていただきました。
2年をすぎると熟成しすぎて美味しくなくなるため、冷蔵庫に入れてくださいとのことでした。
まとめ
まさか調味料を自分で作るとは思いませんでした。
出来上がったものしか見たことのない子供は、どんなふうに出来るか楽しみにしています。
まずは半年後に味見してみてくださいと言われたので、大切に育てていきたいです。
1年半後の完成が楽しみです。
最終更新: