自前のラーメン写真を使ってGoogle画像検索をしたらどんな結果が返ってくるかを検証してきた「Googleラーメン」。
1軒目は昨年このシリーズ最大のトピックスとなったこちら、
「家系ラーメンの写真でGoogle画像検索をすると『韓国海苔』という結果が返ってくる」
の続編です。
上のリンクにもあるように、家系の総本山「吉村家」さんの流れを汲んでいない「壱角家」さんのラーメンだけが韓国海苔と判定されないという、ある意味「家系判定機能」を持っていたGoogleさん。
そんな中、今回ご紹介するのはこちら。
「ゆき坊」さん(裾野市)
裾野駅近くの「ゆき坊」さんです。
こちらのご主人が家系のお店で修業を積んでいらしたかどうかはわからないのですが、筆者の記憶が確かなら、沼津に「沼津家」さんが開店したのとそう遠くない時期にこちらも開店していたはず。
つまりこのエリアでは「家系(インスパイア)のラーメンはこのお店で最初に食べた」という人も多いであろう名店です。見た目もお味もしっかり家系していると筆者は思います。
そんな「ゆき坊」さんのラーメンでGoogleラーメンを実行するとどうなるのか?結果はこちらです!
まさかの食器
ああ「ボウル」か、「韓国海苔」判定はしてくれないか…
ってそもそも中身を見てねえし!
ラーメン判定に関してはますますひどいことになってますねGoogle先生。
お次は昔ながらの「こういうのでいいんだよ系」のラーメンを見ていきましょう。
「ラーメン 力家(ちからや)」さん(沼津市)
たまたま店名に「家」がついていますが、家系とは関係ありません。
沼津の「学園通り」という学生さんも会社も多い立地にある「力家」さんは、お店に入って匂いを嗅ぐだけで「何を食べてもウマそう」とわかります。
この見た目シンプルながらも「食べたぜ」という確かな満足感のあるラーメンで画像検索するとどうなるでしょう?
やっぱ食器
スプーン!レンゲか?…レンゲが気になるのか?ラーメンはおろかどんぶりさえ見てくれねえ!
ということで次のお店です。
「鷹乃家」さん(沼津市)
たまたまこちらも「家」がついていますが家系とは関係ありません。「力家」さん同様、家はアットホームの「ホーム」というか、「お家(うち)系」と呼びたくなるような親近感です。
10人も座ればキツキツぐらいのかわいい店舗は、外観も内装もお品書きもテーブルもイスも完璧な昭和。こちらも何を食べても美味しくて「絶メシ」にも指定したいほど雰囲気のある町中華であり食堂です。
そういえばむかしこの近くにあった「若重」さんのワンタンメンも美味しかったなあ、なんて思い出もあって今回はワンタンメンを食べました。これをGoogleは何と判定する?
スプーン2杯目の幸せ
またレンゲしか見てない。
ボウル!スプーン&スプーン!あくまで無機物!
ダメだ世界のGoogleさんどんどん視野が狭くなってる。筆者の写真がいけないんですかねえ…。
ことしのGoogleラーメンは今回で最後にしようと思っていましたが、もう1回だけやりたくなってきました。何か現状を打破できる切り口を探してみます。
最終更新:
iekei
どのラーメンも最高に美味しそうです。
見ているだけでお腹が空いてきました。
Googleはもう食品判定については興味を失っているように見えますね。
もしくは、写真からラーメンを判定するニーズがすでに無いのかもしれません。
漫画:らーめん才遊記では、「客はラーメンを食べに来ているのではない。情報を食べに来ているのだ」というくだりが有りましたが、検索を生業とするGoogleのこの写真判定の変化の理由が気になります。
monomoney
>もしくは、写真からラーメンを判定するニーズがすでに無いのかもしれません。
こっちですかねえ…「遊びが過ぎる」か「遊びがない」のどちらかに振ってくれないでしょうか(または「遊びはない!」に振り切った結果なのか??)。
年内にもう1回検証できると思うので、締めのラーメンにお付き合いください。