先日、我が家を建ててくれた住宅メーカーさんにて「モノづくりイベント」が開催されたため、家族みんなでイベントに参加してきました。
イベントの内容は、地元の天竜ヒノキを使用してベンチを製作し、地元観光施設の「はままつフラワーパーク」へ寄贈するというもの。ベンチには自分たちの名前を刻むことができます。
これまで浜松フラワーパークには家族で何度も訪れており、我が家にとって思い入れの強い場所です。今回はそんなフラワーパークに自分たちの名前が刻まれたベンチが置かれるということで、ワクワクしながら当日を迎えました。
樹木医女性第一号、塚本こなみさんの講演会
イベント当日は、まずベンチの寄贈先である、はままつフラワーパークの理事長、塚本こなみさんのお話を聞かせていただきました。
この日は子供連れの参加者が多かったということもあり、小さい子供にも分かりやすいように木や森が持つ役割、木と人との共生についてお話をしてくださいました。
木は人間と同じで呼吸をしていること。
昼は二酸化炭素を吸って酸素は出していること。
夜は人間と同じで酸素を吸って二酸化炭素を出していること。
子供向けのお話でしたが、夜は木も人間と同じで二酸化炭素を出しているというのはこの年まで知りませんでした!!目からウロコです。
また世界最古の木造建築である法隆寺に使われているヒノキは、カンナで削ると1000年以上経った今でもヒノキの香りがするそうです。
伐採されてしまうと木としての命はそこで終わってしまうけれど、そこから材として人と共に生きていく。人々の生活を豊かにしてくれる。それはとても素晴らしいこと、とおっしゃっていたのがとても印象的でした。
丸太寄せ植えづくり
講演会が終わると、次はいよいよ天竜ヒノキを使ったベンチづくりです。
今回はコロナ禍ということもあり、密を避けるため前半組と後半組に分かれて制作することに。
我が家は後半組になりました。
前半組のベンチづくりが終わるまで、ここでも木を使ったモノづくり体験として、丸太の寄せ植えにチャレンジしました。植物の配置は娘が、土入れは息子がお互い役割分担をして完成させていました。
ちなみにベンチも寄せ植えの丸太も、家の柱や家具などの端材を利用したもの。
一本の木を丸ごと無駄なく活用しようという取り組みです。
ベンチづくり体験
いよいよ最後は本日のメインイベントのベンチづくりです。
このベンチがはままつフラワーパークに置かれることになります。
まずはベンチのパーツづくりからです。
パーツづくりが完成したら、最後は組み立てです。
木と共に生きる
ベンチづくり体験はこれで終わりですが、今度は、はままつフラワーパークへ遊びに行って今回家族で一生懸命作ったベンチを探すのが楽しみです。ベンチを見つけて、そこで家族で休憩できたらとても素敵だな、と思います。
自分たちが作ったベンチに多くの人が座ってくつろいでいる姿を想像すると何だか幸せな気持ちになります。これからは、はままつフラワーパークで材として新しい命を生きてほしいと思います。
ちなみに我が家の住宅メーカーでは、フローリングや建具などはすべて無垢材にこだわっています。そのせいか、もうすぐ築10年になる我が家ですが、訪れる人がよく「新築の木の匂いがする。」と言ってくれます。
そこに住んでいるとあまり気が付きませんが、やはり塚本こなみさんがおっしゃるように、木は材として生きている、木は人間と共生しているんだな、と感じます。
最終更新:
pamapama
お子さんたちのポーズもサマになってると思います。有望な「血」ですね(^^♪
baikinman
ベンチの形は自由なのですか??
家庭によって形が違うのが面白い!