新元号とプロ野球と野球殿堂博物館

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プロ野球公式戦の平成最後のウィニングボールと令和最初の第1球が、野球殿堂博物館に展示されることが発表されました。

野球殿堂博物館では、5月1日の改元にあわせ、NPB及び12球団のご協力のもと、平成、令和にまつわるプロ野球関連資料の収集を以下の通り行います。
 なお、これらの資料は当博物館に届き次第、順次公開予定です。

■平成 最後の試合 ウイニングボール
4月29日(月)日本ハム対ソフトバンク、楽天対ロッテ、オリックス対西武
4月30日(火)巨人対中日、DeNA対ヤクルト、阪神対広島

上記6試合のウイニングボールを収集予定。各ボールには勝利チーム監督、試合終了時の登板投手のサインをご記入いただく予定。


■令和 最初の試合 第1球
5月1日 (水)巨人対中日、DeNA対ヤクルト、阪神対広島
西武対日本ハム、オリックス対ロッテ、ソフトバンク対楽天

上記6試合で、1回表の最初の投球を収集予定。各ボールには両チーム監督とホームチーム先発投手のサインをご記入いただく予定。


■令和 第1号ホームラン関連資料
5月1日(水)以降、最初のホームランを記録した選手のホームランバット等を収集予定。

展示トピックス|公益財団法人野球殿堂博物館

平成最後の試合のウイニングボールがかかったプレイは、特別なプレッシャーもかかりそうです。
エラーで負けたら、平成最後にエラーした選手(しかもサヨナラエラー)になるし、バッターは、平成最後の打者になりたくありません。

1977年、「王に756号(当時の世界新記録)を打たれた男」と、長きに渡って言われ続けたのが、ヤクルトの鈴木康二朗元投手。日本中でこの名前を知らない人はいないぐらい有名になってしまいました。756本目の投手にだけはなりたくないと、ほとんどの投手が勝負を避ける中、果敢に勝負を挑んで沈んでしまったわけです。世界新記録を今か今かと待ち望んで注目されていた中ですから、有名にもなります。
当時、756号を打たれた投手には、サイパン旅行が贈呈されることになっていましたが、鈴木投手は辞退し、翌78年は13勝3敗の最高勝率投手としてヤクルト初の日本一の原動力になりました。そこはさすがです!

平成最後のウィニングボールの展示が事前に発表されている以上、面白いハプニングが生まれるかもしれませんね。

ただ心配なこともあります。
平成の最後の試合が、サヨナラホームランだった場合です。ウィニングボールは、外野スタンドのファンが手にします。令和最初の1球も先頭打者ホームランだった場合は、同様に外野スタンドです。

このボールがメルカリやヤフオクに出品されたら、「令和の号外」どころの騒ぎではありません。プロ野球界の威信をかけてでも落札しなければ、野球殿堂博物館に展示することができなくなります。

ということで、もし本当にそんなホームランが飛び出した場合に、ボールを手にした心清らかな野球ファンは、是非協力してください。
そして、日本プロ野球機構は、令和が続く限り、その方に球場の入場無料のパスカードを発行しましょう。絶対落札するより安いはず。

「平成最後の・・・」「令和最初の・・・」を気にかけると、今年のゴールデンウィークのプロ野球観戦は、一味違った醍醐味を味わうことができるかも。

王貞治氏の野球殿堂入り表彰式|出典元:野球体育博物館創立50周年記念特別サイト
王貞治氏の野球殿堂入り表彰式|出典元:野球体育博物館創立50周年記念特別サイト

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