3球団競合の末、高校生最速152キロ右腕の高橋純平くんを引き当てたソフトバンク。
2位も同じく高校生最速152キロ、地元静岡県の小澤怜史くんを指名。
3位指名は豊橋中央の谷川原健太くん。甲子園出場経験がないので知らない人も多いかもしれませんが、高校通算41本の強打のキャッチャーです。
5位の黒瀬健太くんは高校通算97本。練習試合ながら5打数5ホームランも記録しています。内野手として指名されていましたが、高校時代はキャッチャーです。
ソフトバンクは指名6人すべて高校生でした。将来を背負っていく選手を中心に獲得しました。正直これはソフトバンクだからできることですね。どのチームも今のチームを強くしながら将来も考えなくてはいけません。ソフトバンクは今の戦力は申し分なく即戦力の補強はそれほど必要ないでしょう。
将来性ある高校生をごっそり獲れるチーム事情。パ・リーグはしばらくソフトバンクの時代が続きそうです。今年のドラフトは大成功だったと言えるでしょうね。
下位でいい選手を獲得できたオリックス
オリックスは大学日本代表の4番バッター青学の吉田正尚くんを1本釣り。U-18日本代表との壮行試合での2本のホームランは圧巻でしたね。即戦力の期待がかかる選手です。
5位で東海大相模の右のエース吉田凌くん、6位で仙台育英の佐藤世那くんの指名に成功しました。
吉田くんのスライダー、佐藤世那くんのフォークはなかなかですよね。
さらにプロで磨きをかければ大きな武器になりそうです。
将来が楽しみな2人ですね^^
楽天も大成功!
1位指名を公言していた平沢大河くんはロッテの強行指名にやられました。
ハズレ1位でオコエくんを指名しました。オコエくんにとっても楽天に指名されたことはよかったんじゃないでしょうか。
そして4位でU-18ワールドカップでベストナインにも選ばれた静高の堀内謙伍捕手を指名することができました。堀内くんは高校に入ってから本格的にキャッチャーを始めたのでキャッチャー歴はまだ浅く伸びしろもたっぷりです。楽天の嶋も大学に入ってからキャッチャーになりました。そういう面ではいいお手本になると思います。
楽天はどう思っているかわかりませんが、私は楽天にとって今年のドラフトはとてもいいドラフトだったと思います。
堀内くんは球界を背負うキャッチャーになることを期待しています。
千葉ロッテ
平沢大河くんを強行指名しました。
正直、またやったかという感じですね^^;
ロッテの強行指名は大嶺祐太を思い出しました。
私は平沢大河くんは地元の楽天に行かせてあげたかったですけどね^^
『地元を離れるのは寂しいが「楽天がよかった」という気持ちはない』と平沢くん。
複雑な心境なのがわかります。指名後の表情を見たときは少し心配しましたが、なんとなくホッとしました^^
3位で秋田商の成田翔くんを獲得できたのは大きいですね。
日本ハムは今年もラッキーかも
毎年、その年のNo.1選手を指名すると公言しているファイターズは今年は県岐阜商の高橋純平くんを指名しました。
3球団が指名した高橋純平くんの当たりくじを引けず、さらにはハズレ1位で指名した小笠原慎之介くんも中日と競合、ここでも当たりくじをひけず、今年のファイターズはついてないドラフトになると思っていたら、残ってました!上原健太くん。
ここまで残る選手ではないですよね。ハズレハズレ1位で上原健太くんを獲得できたファイターズもいいドラフトだったのでは。
4位でセンバツ優勝投手の敦賀気比の平沼くんの指名することができました。内野手での指名でしたね。
8位で指名した大阪偕星高の姫野くんは異色の経歴の持ち主です。
天理高校に入学するも1年夏に退学。工事現場のバイトを始めたものの、野球への夢を諦めきれずに大阪偕星に編入しました。
3年夏には大阪最強、全国でもトップクラスの大阪桐蔭を破り甲子園出場を果たしました。甲子園ではホームランも打ちドラフトで指名されるまでに成長しました。
夢を捨てずに頑張った結果ですね^^
DeNAは九州国際大付の山本武白志くんを育成枠2位で指名
元ジャイアンツの43代4番の山本功児を父に持つ九州国際大付の山本武白志くんはDeNAの育成枠2位で指名されました。
甲子園で豪快なホームランを3本打ちました。遠くへ飛ばす能力は相当なものを感じました。ドラフトでも注目していましたが育成枠2位と少し低い評価になりました。
本人ももう少し上位での指名を期待したのではないでしょうか。
『これが今の実力』『うれしいけど複雑です。心の中では悔しい』と言うように今後についてはどうなるか微妙です。
ただ恵まれた体格はプロ向き。神奈川県出身、DeNAに指名されたのも何かの縁。
私は入団してほしいなと思います。
ヤクルト真中監督の恥ずかしい勘違い
六大学の安打記録を打ち立てた高山くんは、ヤクルトが早くから1位指名を宣言。
単独指名濃厚かと思っていましたが、阪神が強行指名。
それでもヤクルト真中監督が当たりくじを引き当てました。真中監督が力強く両腕をあげました。交渉権獲得はヤクルト!かと思いきや真中監督の勘違い。実際の当たりくじは阪神。
真中監督は『DRAFT2015』の印を当たりと勘違いしたんですね。
同じような間違いは以前にも何度かありました。わかりやすくするべきだとか言われてますけど、プロ野球関係者ならもう誰もが知っていることではないのでしょうか。
当たりくじには『交渉権確定』の印があります。こんなのは私だって知ってますよ^^
ドラフトが初めてだとしても言い訳になりませんよね。ドラフト前に確認しておけば何の問題もなかったことなんですよね。過去にも何回かあるんだから、誰かしらが気をつけてくださいと言えばそれで済むんです。
はっきり言って高山くんが一番かわいそうです。運命の瞬間、人生が決まる瞬間、そして感激の瞬間が台無しですから。
真中監督、ソフトバンク工藤監督は高橋純平くんをしっかり引き当てましたよ。
日本シリーズで対戦する両チームは明暗分かれましたね。
ジャイアンツ
正直、ドラフトどころではなかったのでは?という感じです。
ドラフトの指名にもそれが現れているような、、、と言っては指名された人たちに失礼ですね^^;
ジャイアンツファンの私は静高の堀内くんの指名を熱望していたんですけどね^^;
キャッチャーを育てるのが急務のジャイアンツ。堀内くんを2位で指名して欲しかった。。。
もちろん4位指名の城西国際大キャッチャー宇佐見くんにも期待しています。
6位で指名した岩倉高の巽大介くん。彼は大化けする可能性十分です!
最後に、、、
小笠原くんやオコエくんに1巡目での指名がなかったのは少し驚きでしたが、だいたい予想通りの選手が1位で指名されたドラフトでしたね。
U-18ワールドカップで首位打者と最多打点の2冠、ベストナインにも選ばれて木製バットへの対応力も見せた東海大菅生の勝俣翔貴くんがどこからの指名もなかったのが驚きでした。残念です。
大学生でいうと慶応の『ヨシノブ2世』と言われた谷田くんも指名から漏れました。
彼が指名されなかった理由がまったくわかりません。
以上長くなりましたが今年のドラフトでした^^;
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