こちらの著者は、タイトルにある「アスペルガー症候群(AS)」だけでなく「学習障害(LD)」と「注意欠如・多動性障害(ADHD)」などの発達障害を持っています。
著者は小学4年生の時、発達障害の診断を受けているようですが、学生時代は数学が苦手なくらいで発達障害についてはあまり気にしていなかったようです。著者は大人になってから社会生活において、発達障害による様々な困難を感じるようになったようです。
書籍上では、とんでもない失敗談を面白可笑しく書いていますが、著者ご本人は大変な苦労をされているのではないかと感じました。
「大人の発達障害」という言葉を聞く機会が増えてきました。発達障害の特性を持たない人も、周囲には発達障害の特性を持つ人がいると思います。そういう意味で、発達障害の理解のため、発達障害でない方にもぜひ読んでいただきたい書籍です。
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