うちのアスペ君 Part1

baikinman

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わが家の息子(8歳)はASD(自閉症スペクトラム)です。

今では使いませんがより分かりやすくということで、心理療法士の先生は「アスペルガー」という言葉で息子を表現されていました。

いつも何で分からないのかと思っていたけれど、息子の言葉で気づいたたことがありました。

待つのが苦手な息子

ある日、息子と宿題の話をしていました。

息子が調べ物を始めたので、私と息子の話が終わるのを待っていた娘と話をしていると、息子がいきなり話に割り込んで自分の話を始めました。

「ちょっとまって。今妹ちゃんと話しているから。」と私。

すると息子が怒りだしました。

「今はぼくの番なのに!!」

「でも息子君は調べものしていたよね。だからママはその間に、待っていた妹ちゃんと話しているんだよ。」

「でも僕の番だった!!!」

「じゃあ、ママと妹ちゃんは、息子君が調べ終わるまで、ずっと待っていないといけないの?」

「もういいよ!!!!!!」

う~ん。説明できない・・・。

状況の整理

説明がどうしてもうまくできない時に、私は夫に相談します。

そこで夫は下の表を書いて息子に説明しました。

直線は何かやっている時間、点線は待っている時間
直線は何かやっている時間、点線は待っている時間

この表は下記ルールになっています。

・黒色が息子の作戦
・赤色がママの作戦
・直線が動いている(話す・調べる)時間
・点線が待っている時間
・数字は時間の経過の意味

【息子作戦(黒色)】
1.息子とママが話しているときに、娘は待っている。
2.息子が調べているときに、ママと娘は待っている。
3.息子とママが話しているときに、娘は待っている。
4.ママと娘が話しているときに、息子が待っている。

【ママ作戦(赤色)】
1.息子とママが話しているときに、娘は待っている。
2.息子が調べているときに、ママと娘は話している。
3.ママと娘が話しているときに、息子が待っている。
4.息子とママが話しているときに、娘は待っている。

夫「この表で、黒線(息子作戦)と赤線(ママ作戦)はどっちが点線(待っている時間)が多い?」

息子「黒線。」

夫「じゃあ、息子君の黒線と赤線はどっちが多い?」

息子「いっしょ。」

夫「息子君はどっちの作戦でも待つ時間は一緒みたいだね。でもママ作戦だと、ママと妹ちゃんの待つ時間は少なくなりそうだね。」

どうやらこの説明で、待っても自分の損はなく、みんなにとってもいいようだと理解したようです。

待てないのではなく、意味もなく待つのが嫌だということだったのかもしれません。

しかし、1点息子から私に要望がありました。

「言ってくれないと僕は分からないから、最初に言ってほしい。」

息子との関わり方

今回息子と話をする中で、息子は暗黙の了解が理解できないようだということが分かりました。

そのため、まずは説明してほしいと思ったようです。

私はというと、『息子が調べている間に他の人と話すことを、わざわざ説明しなくても分かってくれるだろう』と考えて、娘と話をはじめました。

しかし、分かっているだろうというのはこちらの勝手な思い込みだったようです。

分からないという視点をもって、面倒でも毎回丁寧に「今から妹ちゃんと話をするからね、調べ終わってもママたちが話をしていたら待っていてね」と説明していくことで、うまくコミュニケーションがとれるのだと思いました。

息子は納得できないと、また同じことを繰り返すので、大人の言い分を押し付けても上手くいきません。

納得できるように説明したり、言い分を聞くことで、息子の社会性を身に着けていくことができるのではないかと思いました。

いつも説明が少ない私にとっては、息子が「分からない」ということは大きな発見でした。

分からなければ、分かるように説明すればいい。

自分で説明ができなければ、説明が上手い人にお願いすればいい。

少しずつ工夫して、子供の特性に合った対応をしていこうと思いました。

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