益城町の総合運動公園体育館で。
道路からマンホールだけが飛び出してしまった不思議な光景。大きな地震の後にしばしば見られる現象だ。周りのアスファルトには大きな亀裂などないのに、マンホールだけが浮き上がっている。
[熊本大地震]マンホールの浮き上がり方に、地震の性質や地質が影響している可能性
マンホールは人間が中に入れるほどの大きさで、牛乳瓶のような形をしたコンクリート製の立坑だ。たとえ地下水位が高い場所でもふだんは土の中に埋まっているが、地震の揺れで地下水と土が混ざり合って泥水になると、比重が約1.5になるために、泥水の中で浮力を持ってしまって地上に飛び出してくるのだと説明されている。
益城町総合運動公園は秋津川の岸辺にある。まわりには何カ所か砂が噴き出した跡も残っている。
しかし、川の近くの砂地という悪条件にも関わらず、益城町の町内のマンホールには、クルマの通行の支障になるほど浮き上がったものがそれほど多くはなかった。地震の揺れ方が影響しているのか、あるいは地質の関係か、町の被害とも関連しているかもしれない。
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