熊本県上益城郡益城町を南北に貫く国道443号線。総合運動公園前の秋津川に架かる橋の段差が応急修理されていた。注意喚起のためのペイントも施されている。
[熊本大地震]被災地の道路は安全運転で
段差の高さは30cm近くある。補修される前、自分がこの場所をどう走っていたのかよく覚えていないが、いったんクルマを止めてから乗り越えていたのだと思う。応急修理のおかげで最徐行で通ることができるようになった。繰り返すが最徐行で。
熊本は水が豊かな地域。益城町にもたくさんの水路や小川がある。国道にはいくつもの小さな橋がかかっている。そのそれぞれに段差がある。道路の舗装のセンターライン辺りが破砕されているところもある(道路の舗装はセンターラインに沿って構造的な境界があるので、地震の揺れで壊れやすい)。路肩が沈下しているところもある。町なかの県道や私道になると段差やマンホールの浮き上がりなど、通行の障害なるものの件数はさらに増える。倒壊した建物が道を塞いでいるところもある。
地震の被災地をクルマで走る際にはスピードに注意を。
あちこちで渋滞が発生しているので、渋滞を抜けるとついアクセルを踏んでしまいがちだが、道路上の障害物は突然現れる。障害を避けようと対向車がはみ出してくることもある。歩道が壊れた場所では車道を歩行者が歩いている。余震もある。大雨も降る。
橋などの段差、浮き上がったマンホール、路肩の陥没、アスファルトの剥離、砕石などで応急修理されただけのでこぼこ道、パンクで立ち往生するクルマ…
地震の被災地での自動車の運転はくれぐれもご安全に!
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