今月11日、21世紀枠候補校9校が発表されました。
各地区から1校ずつが選出された9校の中から今後さらに東日本から1校、西日本から1校、地域問わず1校の計3校が選ばれます。

壺井栄の「二十四の瞳」で知られる香川県小豆島。
この島に全校生徒283人の小さな学校があります。校名は『香川県立小豆島高等学校』。
実はこの小さな学校が来春のセンバツ21世紀枠の候補に選ばれているんです。

野球部は2年生8人、1年生9人の17人しかいません。
大正14年にできた野球部は今年で90年になります。

元プロ野球選手村上義則投手もここ小豆島高校を卒業しています。
日本人初のメジャーリーガー村上雅則さんではなく村上義則さんです。
ピンとこない人も多いかと思いますが、長嶋茂雄さんに最後のホームラン（444号）を打たれたピッチャーとしてけっこう有名です^^

小豆島高校の杉吉勇輝監督は32歳の青年監督です。
地元香川の丸亀高校で甲子園に出場、卒業後は慶応大学で二塁手として活躍しました。
監督就任後はエンジョイ・ベースボールを掲げ、2012年には春季香川県大会を初優勝。わずか12人でした。

そして2015年秋、新チームとなり17人になった野球部は再び香川県を制し四国大会出場という快挙を成し遂げました。四国大会では準々決勝で土佐高校に敗れたものの、部員不足などのハンデを乗り越えて戦った姿が評価され、センバツ21世紀枠の候補に選ばれました。

来春のセンバツ出場校は1月29日に決まりますが、私の予想では
過去に選ばれた21世紀枠代表校と照らし合わせると、小豆島高校、釜石高校、長野高校あたりが有力かなと思います。なんとなくですけどね^^

9校とも秋季大会では立派な成績を残しているので、実力的にも申し分ないと思います。

小豆島高校の四国地区は神宮大会で高松商が優勝したためセンバツの「神宮枠」も獲得しています。実は四国大会、神宮大会を制した高松商業を香川大会の決勝で破っているのが小豆島高校なんです。

小豆島高校は2017年4月には土庄（とのしょう）と合併し小豆島中央となるため、小豆島高校として甲子園に臨めるチャンスは限られています。
ぜひ17人の勇者たちを甲子園で見てみたいですね。

すべての出場校は来年1月29日の選考委員会で決定します。
組み合わせ抽選会は3月11日。第88回センバツは3月20日に開幕します。

■高校野球
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