今年は高校野球100年、第97回大会になります。
『なぜ100年なのに97回？』最近よくネットなどで見かけますね。

もう知っている人も多いと思いますが、なんだかよくわからないという人のために
ちょっと調べてみました。

米騒動が原因の1918年（大正7）の第4回大会と1941年（昭和16）の第27回大会は中止になりましたが大会回数に含まれています。第4回は始まる直前に中止が決定、第27回は既に予選が各地で始まっていたために『27回』として記録に残っています。

1942年（昭和17）から1945年（昭和20）までの4年間は戦争のため全面中止になりました。戦争が終わって1年たった1946年（昭和21）の夏、第28回全国中等学校優勝野球大会が再開されました。

100年で中止になったのは6回。そのうちの4回分が全面中止で大会の回数に含まれていないんです。

ここでちょっと計算。。。
1946年が28回大会。1956年が38回、1966年が48回・・・1996年が78回、2000年が82回。そして今年、2015年が97回ということになるのですね。

今年は高校野球100年を語る上で切っても切れない、『戦争』がより多くいろいろな場面で語られています。今年は戦後70年の節目の年でもあります。
そして今年はWBSC U18ワールドカップが開催されることが理由なのですが、例年よりも早く8月6日に甲子園が開幕します。この8月6日という開幕も何かを感じずにはいられません。

高校球児たちは、野球ができる幸せを存分感じてほしいと思います。そして、高校野球はけっして順風満帆に歴史を積み重ねてきたわけではなく、過去にいろいろなことがあったこと、多くの人たちの努力によって今こうして野球ができるということを感じてほしいですね。

いよいよ明日、第97回全国高等学校野球選手権大会が開幕します！

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