昭和の三陸地震津波のことを調べるていくと、災害にどう備えたらいいのか、一言で備えるといっても難しい問題がたくさんあることを、あらためて考えさせられる。
大津波の悲劇が起きたのはわずか80年ほど前のこと。おじいちゃんや曾祖父ちゃんの時代の出来事なのだ。そして、町を呑み込んで跡形もなくなったしまうような大きな地震や津波は、日本各地で、3世代あるいは4世代のうちに繰り返されている。今後そのサイクルが大きく変わって1,000年先まで巨大地震が起きないという確率など、ほとんど無いに等しいだろう。
子は可愛い。孫はもっと可愛いとよく言われる。じゃあ曾孫はもっともっと可愛いだろうし、曾々孫はさらにずっと可愛いはずではないか。そんなまだ見ぬ子孫に「悲しい思いを繰り返してほしくない」。そのためにできることは、きっとある。
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