サッカーの魅力を語る上で欠かせないアイテムの1つとしてユニフォームの存在が挙げられます。特に世界各国の代表チームのユニフォームは、その国を特徴づける個性的なデザインが揃います。このシリーズでは日本代表の歴代のユニフォームを紹介したいと思います。
10-11年【革命の羽モデル】コンセプトイメージ
「世界を驚かす!」「革命を起こせ!」という目標を掲げ、岡田武史監督の下で南アフリカW杯ベスト16、ザッケローニ監督の下でアジアカップ優勝を含む16連勝、なでしこジャパンはドイツ女子W杯初優勝を成し遂げた史上最強のモデルと言われています。
最大の特徴は胸元と奥襟部にあしらわれた大胆な赤!一説によると南アフリカW杯前に、岡田監督が日の丸の赤をユニフォームに入れたいと熱望したことから実現したと言われています。それにしても・・・あまりにも不自然な赤だと思いませんか?とってつけたような赤を見て最初は吐血しているのかと思いました。
全体像は濃い目のジャパンブルーをベースカラーに、八咫烏(やたがらす)の羽を散りばめたカッコいいデザインだと思います!しかし・・・胸元の赤は通称『よだれかけ』と呼ばれるほど違和感のあるものでした。
とってつけたような赤が議論の的になる
「試合に出場する前からレッドカードを食らっている!」
「いっそのこと宇宙戦艦ヤマトモデルの方がカッコいいのでは?」
という意見まで出され、一部の熱心なネットユーザーが新ユニフォームをアレンジしてくれました。それほどまで胸部の赤は斬新であり、南アフリカW杯ベスト16の快挙よりも世界を驚かせた気がします。個人的には半年ほどで目も慣れて気にならなくなっていましたが、他国のサポーターから見れば「日本人は何を考えているのか?」「クレイジーではないのか??」と疑問を持たれてもおかしくありません。
アウェーver・なでしこver・フットサルver
こうして見ると、アウェー用は赤がしっくりきて生えますね。カッコいいと思います。胸元の赤は使い方次第なのでしょうか?ちなみに女子代表のユニは赤ではなくピンクでした。そしてフットサル代表のユニはまさかの黄色です!
女子代表のピンクは女性差別ではないか?と思いましたが、なでしこカラーがピンクということで納得しました。しかし、フットサルの蛍光イエローについては納得がいきません。日本代表の選手として日の丸のレッドを付ける権利があると思います。差別なんでしょうか?単なる区別なんでしょうか?
2種のモデルが用意されていたことが斬新だった
従来のシルエットに最新テクノロジーを結集させた『フォーモーション』とタイトなシルエットにTPUパワーバンドを装着した『テックフィット』の2種類から選手が個々に着用できるという点は斬新で素晴らしいアイデアだと思いました。
南アフリカW杯で長友佑都と長谷部誠が着用したテックフィットモデルはカッコよくて憧れました。胸元の赤も慣れてくるにしたがって味のあるデザインに感じられました。個人的にはこのモデルを発展させて、胸元の赤いポイントをより洗練したユニフォームが次期モデルになることを期待していました。
それが結束の一本線に激変するとは・・・少しぶっ飛びすぎじゃない???
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