そして町がなくなってしまったのです。
荒浜の海岸沿い。町があった場所には多くの人が訪れていました。他県ナンバーの車でやってきた老夫婦、ひとりでやってきた人、車に乗り合わせてきた団体さん。徒歩でやってきた人もいました。
どうしてみんなやって来るのでしょう。
建物が消え去って、空ばかりが大きくなった荒浜の町へ。
ここは「杜の都」仙台です。震災直後ではなく、2年を経過した光景です。
仙台駅からは直線距離で10キロメートルほどの若林区荒浜の姿です。
●TEXT+PHOTO:井上良太(株式会社ジェーピーツーワン)
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