宮古島、電気自動車に期待?

tanoshimasan

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電気自動車アイランド

(2012.11.2更新) 沖縄県宮古島市(宮古島)が電気自動車の導入を進めているようだ。11月1日付、スマートジャパンが伝えている。

宮古島市は政府より環境モデル都市の認定を受けており、CO2排出量を2030年に30~40%、2050年には70~80%削 減するという目標を立てている。その目標を達成するための取り組みの1つがEVの普及促進だ。2030年に島内の自動車の約40%をEVとする目標を掲げている。宮古島市は公用車としてEVを導入し、EVの普及活動に役立てる。

(引用:『電気自動車は離島にこそ向く、宮古島市が軽サイズの車両を導入』2012年11月1日付 スマートジャパン)

とあり、電気自動車を期待する話題となっている。 電気自動車と言えば、フル充電で走行しても70~200km程度の走行で“息切れ”するという航続距離の弱さが指摘されている。そのせいか、普及が進んでいるとは言い難い印象だ。とは言え、排気ガスを排出しない、音が静かであるなどのメリットもあり、まさに離島にはうってつけというのが、この記事の主張である。

 なるほど。島であれば、走行距離は必然的に少なく、息切れの心配も少ない。国内1~2の面積を誇る佐渡島や奄美大島でその外周は250~400kmほどあるが、ほとんどの島では車での移動もたかだか知れている。弱さが否めない電気自動車でもすぐさま活躍ができるだろう。

低コストがメリット、受け入れられるか

 また、この記事では運用コストについても指摘がある。文中では詳しく述べられていないが、電気自動車は電力を上手に活用すれば、1kmあたり1円程度での利用が期待できると言われている。

 これもガソリンであれば高くなる。ガソリン代を150円/1Lと仮定すると、車種にもよるが1kmあたり10円~15円程度かかりそうだ。 物流コストが上乗せされる離島では、「離島ガソリン流通コスト支援事業」として割引施策も行われている。とは言え、本土に比べると高いガソリン代。それを思えば、「電気自動車アイランド」化を進めてみるのも面白いかも知れない。

 日刊楽島コラム
potaru.com

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