【リトルなでしこ・選手名鑑】 籾木結花・・・左足を操る神出鬼没のサイドアタッカー

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ロンドンオリンピックで銀メダルに輝いた『なでしこジャパン』。U-20女子ワールドカップで銅メダルを獲得した『ヤングなでしこ』。女子サッカー界が大きな注目を集めている今、更に一つ下の世代に『リトルなでしこ』と呼ばれる17歳以下の日本代表の存在があります。今回はU-17女子ワールドカップで活躍したサイドハーフの籾木結花選手のプレーの魅力に迫ります。

【籾木 結花】 もみき・ゆか

国籍:日本
生年月日:1996年4月9日
身長:151cm
体重46kg
在籍チーム:日テレ・ベレーザ
ポジション:MF

左足のキック精度は仲田歩夢に匹敵する

籾木結花はサイドアタックを得意とする典型的なレフティーです。プレースキックの精度はヤングなでしこの仲田歩夢かそれ以上のものがあり、この年代では世界的に見ても突出した力を持ちます。直接フリーキックでのシュートの軌道が素晴らしく、インフロントで蹴り出された高速ボールは壁の間をすり抜けてサイドネットを突き破るようにゴールを揺らします。間接フリーキックでは柔らかい浮き球のロングパスを味方の頭にピタリと合わせるなど、状況に応じて球質を蹴り分ける能力を持ちます。

アウトサイドからカットインする動き出しが絶妙

アウトサイドのプレーヤーとしては珍しく、スピード溢れるドリブルで強引にサイドを突破するプレーよりもパス&ランを駆使して前方に飛び出す動きが特徴的です。ワンタッチ目のトラップの精度が高く、常に前を向きながらボールを保持するので広い視野を確保できます。中央にカットインしてからのプレーの幅が広く、ドリブルシュートだけでなくキックフェイントでDFのタイミングをずらして裏に送るスルーパス、ワンツーから一気にペナルティボックスに飛び出して行く中央突破など、サイドハーフでありながらトップ下のような役割まで果たします。

総括

ゴール前の多彩なアイデアと高いキック精度を武器にする左利きのマジシャンです。左右のサイドハーフを遜色なくこなせる籾木結花ですが、パスセンスとロングキックの正確性を生かす為にも将来的にはサイドバックやボランチとして育てて欲しい選手です。なでしこジャパンは前方のアタッカー陣が豊富に揃うので、オフェンシブなポジションに食い込むのは難しい状況です。レフティーであるという利点を生かして新境地を開拓して欲しいプレーヤーです。

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